出版社内容情報
空海が最も尊重した『大日経』。その思想と実践を伝統を踏まえつつも、生理学や心理学等の現代的視点から平明に解説した画期的な書。
内容説明
密教聖典『大日経』「住心品」の解説のみならず、三密瑜伽や字輪観、阿字観等の密教実践を、宗学の伝統を踏まえつつも、現代宇宙論や生理学、深層心理学等の成果を援用して、２１世紀を生きる私たちにも理解できるように平明に解説した画期的な書。大宇宙（大日如来）から届く説法の真髄がいま広く世に説きあかされる。
目次
第１部 『大日経』「住心品」を読み解く（『大日経』「住心品」読み下し文；『大日経』各品内容の概説；『大日経』「住心品」の解説）
第２部 二十一世紀に開扉可能とすべき課題（本当の自分はどこに在るのか、その色は、形は？（生理学）
悟境の言語化・視覚化表現（哲学・心理学）
自心の源底第十識（心理学）
来世の楽園はどこに在るのか（心理学）
異宗教共尊共生の積極的原理（哲学）
宇宙創造の意志（宇宙物理学）
三密瑜伽瞑想の精神集中位置の生理と心理（生理学・心理学）
宇宙は無限の宝庫（宇宙物理学）
両部不二のバランス（宇宙・生命）
両部を体得する阿字観瞑想（即身の体験）
来世と交流するマントラのパワー（現世と来世））
著者等紹介
山崎泰廣［ヤマサキタイコウ］
１９２９年、神戸市生まれ。５４年、高野山大学大学院修了。種智院大学教授を経て、２０００年、種智院大学・高野山大学定年退職。種智院大学名誉教授。２００４～２０１０年まで高野山大学客員教授。また、１９５５年、宮島弥山で虚空蔵求聞持法成満。７４年、傳燈大阿闍梨位。９０年、密教学芸賞受賞。９９年、高野山真言宗大僧正。高野山阿字観指導者養成講習会伝授阿闍梨、高野山大学・高野山専修学院・仁和密教学院・嵯峨伝燈学院などの講師として長年出講（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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