出版社内容情報
快刀乱麻に並み居る菩薩・仏弟子を論破する維摩居士に仏教の教えを学ぶ。壮大なスケールの『維摩経』が伝える「真の仏教」の姿とは。
内容説明
大乗仏教興隆期に民衆のために描かれた経典をわかりやすく丁寧に読みこむ。大乗仏教の教えが整理された格好の入門書。
目次
小乗仏教から大乗仏教へ
仏国土の建立―仏国品第一
方便としての病気―方便品第二
だらしがない比丘たち―弟子品第三
菩薩もたじたじ―菩薩品第四
病気を見舞う―問疾品第五
不可思議のこと―不思議品第六
天女と舎利弗の対話―観衆生品第七
仏道の歩み方―仏道品
「不二」の教えへの入口―入不二法門品
食事の奇蹟―香積品
菩薩の生き方―菩薩行品
維摩居士の故郷―見阿〓(しゅく)仏品
仏を供養する方法―法供養品
後生に伝えよ―嘱累品
付録『維摩詰所説教』
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年、大阪市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程中退。気象大学校教授を経て、現在、仏教・インド思想の研究、執筆等に幅広く活躍。仏教を、一般の人々に平易な言葉で身近な物として伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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