内容説明
この世のさまざまな現象はすべて“心”が作りだしたものであるとする唯識思想。現代の最先端科学とも重なり合うその思考を、世親著『唯識二十論』の詳細な訳文から分かりやすく解説。
目次
第1章 『唯識二十論』を読むにあたって(唯識と現代;仏教としての唯識思想;世親と彼の著作;『唯識二十論』について)
第2章 『唯識二十論』を読む(論の目的―三界唯識の確立;経典における確かめ(教証)
理論的証明(理証)
結語)
著者等紹介
兵藤一夫[ヒョウドウカズオ]
1948年愛媛県に生まれる。1976年京都大学文学部哲学科卒業。大谷大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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