空入門 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393135235
  • NDC分類 181.4
  • Cコード C1015

出版社内容情報

ブッダや龍樹という空の思想家たちは、形而上学的な理論や実態の観念をすべて否定し、すべての出来事は関係性内で発生するという空の哲学とリアリズムの思想を打ち立てた。

内容説明

有でもなく無でもない。空の思想家・龍樹そして中観派の思想を通して空と輪廻・縁起など、空の智慧とは何かを探る。

目次

第1章 ブッダの空思想
第2章 有の形而上学
第3章 大乗の空思想
第4章 龍樹の根本的立場
第5章 空の論理
第6章 縁起説の発展
第7章 輪廻と空
第8章 縁起と空

著者等紹介

梶山雄一[カジヤマユウイチ]
1925年、静岡県に生まれる。京都大学文学部哲学科卒。京都大学名誉教授、文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ももたろう

4
大乗仏教の二大学派の一つ、中観派の空の哲学の入門書。ナーガールジュナ(龍樹)の空思想を中心に語られている。あらゆるものを固定化し、不変・不滅の実態として見ようとした小乗仏教の実在論のみならず、大乗仏教さえも陥りやすい固定化の傾向を抑止しようとしたところに、空思想の核心があると本書を読んで感じた。実体=ことば=概念=自己同一性を保つもの=固定化=分別=二つに分けること=煩悩の源。これらを超えたものが空である、と龍樹は説く。入門書とか言いながら、途中から難しくてよく分からん箇所もあったので、いつかまた再読。2015/05/29

とーとろじい

0
何というか、もう少し空の思想みたいなところに触れて欲しかった。 中論に見られる論理とか空以外のところの話が多かった。2016/01/27

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