出版社内容情報
密教の最奥義から基礎的段階へ、順次その原因を探求していく独自の構成により、その思想・実践の全貌を初心者でも理解できるよう考え抜かれた、本当の入門を果たすための書。
チベット仏教の目的・意味・特色などを、現代人の関心にあわせて解説した上で、最初にチベット密教最高の悟りの境地からやさしく説き起こし、それを獲得するためには……と、順次、原因をさかのぼっていき、われわれ普通の人間がまず何からはじめればよいかの提示で本書は終わります。
仏教の知識をほとんど持たない読者でも、現代的関心を持って一気に読み進めることができ、チベット仏教の思想・実践の全貌が、他の宗教にはない一貫性・論理性という特長とともに確実・十全に理解できるよう考え抜かれた、本当の入門を果たすための入門書。
本年11月のダライ・ラマ14世来日を機に、チベット仏教ブームの再燃が期待されます。そのとき必携の、初心者に最適の基本中の基本書です。
内容説明
密教の最奥義から基礎的段階へ。順次その原因を探求していく独自の構成により、初心者でも思想・実践の全貌が理解できるように考え抜かれた、本当の入門を果たすための書。
目次
1 チベット仏教とは何か(なぜ仏教を;チベット仏教の特色 ほか)
2 密教篇(究極の理想の境地―仏陀とは何か?;「死と再生」を浄化して仏の境地へ―光明と幻身 ほか)
3 大乗仏教篇(色即是空とは?―空性と縁起の理解;精神集中の瞑想―止 ほか)
4 基礎仏教篇(苦しみからの解放を求めて―出離;三悪趣への道を断つ―因果と十不善 ほか)
著者等紹介
斎藤保高[サイトウヤスタカ]
1959年、東京都生まれ。1982年、早稲田大学政治経済学部卒業。図書館勤務の後、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所広報担当官として1998年まで勤務。現在、チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)事務局長、兼講師。1989年以来、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師とクンチョック・シタル師のもとで、チベット仏教を学んで実践し、チベット語仏典の和訳と解説に従事する
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