出版社内容情報
昔から日本人は死を迎える準備に勤しんできた。より良き臨終のため試行錯誤してきた歴史を見つめなおし学ぶ、往生際の真実とは。昔から日本人はどうにかして良き臨終を迎えようとしてきた。天下の藤原道長や徳川家康ですら死は避けられなかったが、やはりしっかり「終活」をしていたのだ。創意工夫を凝らし、試行錯誤してきた偉人たちの「終活」を見つめなおすことで知る、往生際の真実。
小山 聡子[コヤマサトコ]
著・文・その他
内容説明
前代未聞!偉人たちの「終活」物語。死に際にこそドラマがある。
目次
序 極楽往生の指南書『往生要集』
第1部 臨終行儀のはじまり 古代編(阿弥陀仏に裏切られ―『日本往生極楽記』の尼;欠かせぬ鼻毛の手入れ―源信;モノノケに悩まされても―藤原道長;最後は高声で念仏を―後白河法皇)
第2部 臨終行儀の展開 中世編(怨霊に祟られて―源頼朝;自分のために腹を切る―津戸三郎為守;妻子は往生の妨げ―北条時頼;死に装束としての晴れ着―恵信尼;来世に託した復讐―楠木正成)
第3部 臨終の多様化 近世・近代編(仏ではなく神になる―徳川家康;みんなで一緒に入水往生―『入水往生伝』の尼四人;死顔へのこだわり―宮沢賢治;美しく散るために―アジア・太平洋戦争の戦死者たち)
終章 現代人の往生際
著者等紹介
小山聡子[コヤマサトコ]
1976年、茨城県に生まれる。98年、筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業、2003年、同大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。博士(学術)。現在、二松学舎大学文学部教授。専門は日本宗教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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かめゆき3
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