往生際の日本史―人はいかに死を迎えてきたのか

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往生際の日本史―人はいかに死を迎えてきたのか

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393134276
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0015

出版社内容情報

昔から日本人は死を迎える準備に勤しんできた。より良き臨終のため試行錯誤してきた歴史を見つめなおし学ぶ、往生際の真実とは。昔から日本人はどうにかして良き臨終を迎えようとしてきた。天下の藤原道長や徳川家康ですら死は避けられなかったが、やはりしっかり「終活」をしていたのだ。創意工夫を凝らし、試行錯誤してきた偉人たちの「終活」を見つめなおすことで知る、往生際の真実。

小山 聡子[コヤマサトコ]
著・文・その他

内容説明

前代未聞!偉人たちの「終活」物語。死に際にこそドラマがある。

目次

序 極楽往生の指南書『往生要集』
第1部 臨終行儀のはじまり 古代編(阿弥陀仏に裏切られ―『日本往生極楽記』の尼;欠かせぬ鼻毛の手入れ―源信;モノノケに悩まされても―藤原道長;最後は高声で念仏を―後白河法皇)
第2部 臨終行儀の展開 中世編(怨霊に祟られて―源頼朝;自分のために腹を切る―津戸三郎為守;妻子は往生の妨げ―北条時頼;死に装束としての晴れ着―恵信尼;来世に託した復讐―楠木正成)
第3部 臨終の多様化 近世・近代編(仏ではなく神になる―徳川家康;みんなで一緒に入水往生―『入水往生伝』の尼四人;死顔へのこだわり―宮沢賢治;美しく散るために―アジア・太平洋戦争の戦死者たち)
終章 現代人の往生際

著者等紹介

小山聡子[コヤマサトコ]
1976年、茨城県に生まれる。98年、筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業、2003年、同大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。博士(学術)。現在、二松学舎大学文学部教授。専門は日本宗教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みいやん

10
ジタバタしながら最後を迎えるのも人間らしくて良いような… 古代から現代までの死に際について描かれている。特攻隊が一番印象的で涙。2019/03/03

Toska

5
「現世的で非宗教的」という日本人イメージが、実は近代以降の産物にすぎないのではないか、と考えさせてくれる一冊。少なくとも平安・鎌倉期頃までの日本人は、様々な宗派の仏教にすがり、来世に大きな望みをかけていた。よりよき往生のため自害するケースさえあったとは…現代人にはどうやっても理解できない感覚。往生観が変化するきっかけとして、明治期の廃仏毀釈と医学の進歩(ほとんどの人が病院で死ぬようになった)が挙げられているのも興味深い。2022/02/14

かめゆき3

2
自分がいつ死ぬのか知りたいかというアンケートをとると大半は、知りたくないというそうだ。 私は、出来れば知りたい派である。 昔の人々は死後の世界で幸せになるために、現世で何をするかをこんなにも必死で探っていたのか。と驚いた。成仏したかを知らせる方法まで決めていたくだりも面白い。 私の周りには、出来ればあまり長生きせず、家族に迷惑かけずに、あっさり逝きたい。と言う人が多い。 現代人の往生際はいかに。2019/09/25

1
宮沢賢治と妹の往生際が、私にとっては出色で、読んでよかった。また、親鸞の妻の恵信尼は自力本願で、他力の夫と信仰が違うが、それはそれでよしという著者の見解は説得力がある。ただし私は、親鸞は浄土はないと思っていたという仮説を持っているので、となると、さらに恵信尼は夫とは異なる。が、恵信尼の往生際は、かわいらしく思える。また、特攻隊員の遺書・写真の「明るさ」の意味を、信心の面から解説。「本当はつらいのに、お国のためにウソでも明るく」という信条の人からは、決して見えない視点だった。2019/08/13

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