出版社内容情報
弟子兼秘書のメロートラ氏がダライ・ラマに無我、空性、輪廻、涅槃などの仏教思想から政治問題までを徹底的に聞き込んだ質疑応答集。
【著者紹介】
1935年、チベット東北部アムド地方に生まれる。2歳のとき転生活仏ダライ・ラマ14世と認められる。1949年のチベット侵略に伴い、1959年に亡命。インドのダラムサラに亡命政権を樹立。チベット問題の平和的解決を訴え続けけ、1989年にノーベル平和賞受賞。主著に『ダライ・ラマ こころの自伝』『ダライ・ラマ 希望のことば』『ダライ・ラマ 宗教を語る』『ダライ・ラマ 実践の書』『ダライ・ラマ 般若心経入門』(すべて春秋社)など多数。
内容説明
法王と弟子による珠玉の質疑応答集。質問は、人間の幸福や生き方に関するものから、空・無我・輪廻転生・瞑想などの仏教思想、さらには政治問題まで広範多岐にわたる。
目次
現代社会と宗教
仏教
グル(師)の役割
思いやりと幸福
苦しみ
修行の道への動機づけ
業(カルマ)
生まれ変わり
涅槃あるいは解脱
意識
空性
現象
瞑想と観想の力
チベット式の心の訓練法
心の科学
政治と宗教
普遍的責任
チベット問題
著者等紹介
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ[ダライ・ラマジュウヨンセイテンジンギャツォ] [H.H.the Dalai Lama,Tenzin Gyatso]
1935年、チベット北東部のアムド地方に生まれる。2歳のときダライ・ラマ13世の転生者と認められる。1949年の中国によるチベット侵略に伴い、15歳で、政治・宗教両面の国家最高指導者となる。1959年に亡命。インドのダラムサラに亡命政権を樹立。チベット問題の平和的解決を訴えつづけ、1989年にノーベル平和賞受賞
メロートラ,ラジーヴ[メロートラ,ラジーヴ] [Mehrotra,Rajiv]
デリー大学、オックスフォード大学、コロンビア大学で教育を受け、現在はダライ・ラマ法王普遍的責任財団の名誉補佐兼評議員として財団の運営に当たっている。25年以上、ダライ・ラマに師事し、法王のノーベル平和賞受賞の際にはオスロに同行して、賞金の一部でこの財団を設立することを報告。インドの公共放送トラストでは、常務理事・製作責任者・企画編集者を務めている。ダライ・ラマに関する著作も多い
瀧川郁久[タキガワイクヒサ]
1968年、広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。同大学院博士課程満期退学。専門は仏教学。現在は、東海大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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