東洋の心 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393133996
  • NDC分類 120.4
  • Cコード C0015

内容説明

前を向いて生きる知恵。敗戦後、欧米から帰国して語った講演とエッセイを集成。

目次

東洋の心
東洋思想の特殊性
東洋の考え方
時間と永遠の問題
刹那と永遠
視野を開拓せよ
禅と欧米の人々―さとり
叩けよ開かれん
組織と人間
自由について〔ほか〕

著者等紹介

鈴木大拙[スズキダイセツ]
1870年、金沢市本多町生まれ。本名貞太郎。上京し、鎌倉円覚寺の今北洪川について参禅。洪川遷化後、釈宗演に参禅。1895年、東京帝国大学文科大学中退後、渡米。イリノイ州ラサールのP・ケーラスの関係する出版社の一員となる(1908年まで在米)。1907年、『大乗仏教概論』をロンドンで出版。1909年に帰国、学習院・東大の講師に就任。翌年、学習院教授に就任。1921年、大谷大学教授就任(1934年、同大学から文学博士号授与)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

6
宗教体験は言語を絶するゆえに、言語化されるとそのフレームに嵌め込まれる。遺著『禅のつれづれ』では「自然」に感覚と行為の隙間を意識で埋める言語フレームが入ると、感覚即行為であり、無分節の実在としての「自然」が分節されて客体となる、とあった。本書では「内面性があって、圧迫から離れる」という西洋的フレームが「自由」の意味を占める現状に、老子の「道」を「自由」とする東洋的解釈が対置される。さらに東西にかかわらず、宗教体験での「自」とは分節以前の創造的働きであり、混沌は積極的に評価されるべきであることが強調される。2021/03/16

Aki

1
新聞や雑誌投稿分のため、非常に読みやすい一冊となっています。哲学?宗教?何だか怖いし、難しそうと思うかもしれませんか、今現在、日常生活にも繋がる内容。2021/09/03

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