内容説明
約二五〇〇年にわたり伝承されてきた仏教。その誕生から教団の成立・発展まで、大乗仏教的視点から圧倒的なスケールで描く。
目次
釈迦はいかなる存在か
釈迦仏の誕生
伝説が語る「真実」
シッダールタ太子の問題意識
人間の内側にある老・病・死
「出世間」をした沙門ガウタマ
禅定と苦行、そして中道
天魔よ、汝は敗れたり
梵天による懇請
初めて法輪を転ず
釈迦は何を教えたか?
仏教教団の確立
教線の拡大
仏弟子たちの群像
晩年の釈迦
涅槃への旅
阿羅漢による阿羅漢のための仏教
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年、大阪市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程中退。気象大学校教授を経て、現在、仏教・インド思想の研究、執筆等に幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keiトモニ
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愛国心を善と認識しているのに、戦争で市民が犠牲になることや原爆投下をもって、その行為を「正義」だという輩を非難する。これは著者独特のまさに欺瞞かつ日和見主義である。何が道徳的次元の真理で倫理的次元であるのか。アホもいい加減にしろ。押入れに1億円ちょろまかし、脱税した金を隠匿することのほうがもっと非道徳、非倫理的で、東南アジアに学校建設するためなどと言い訳するなど、泥棒のほうがもっと素直だ。こういう人には、まさしく釈迦に説法だろうが…いつかは本当のところを聞きたいものです。2011/08/20