出版社内容情報
不動明王や観音菩薩等を本尊とする別尊曼荼羅を36種取り上げ、その文献や図像的特色、ご利益等を解説する。白描の曼荼羅図も付す。わが国には金剛界・胎蔵の両部曼荼羅以外にも不動明王や観音菩薩、吉祥天等を本尊とする別尊曼荼羅も数多い。これらは民衆の願望成就つまり現世利益を目的として制作されたもの。本書では36種の別尊曼荼羅を選び、文献や諸尊の配置、功徳効能などを解説する。
小峰 彌彦[コミネミチヒコ]
小峰 智行[コミネトモユキ]
内容説明
人々の願いに応えるための曼荼羅。わが国には金剛界・胎蔵の両部曼荼羅の他に、不動明王や観音菩薩、吉祥天等を本尊とする別尊曼荼羅がある。本書では36種の別尊曼荼羅を選び、典拠となる文献や諸尊の配置、功徳効能などを解説する。さらに、新作の曼荼羅図と第3部「種子曼荼羅」の解説を付す。
目次
第1部 別尊曼荼羅の成立と展開(別尊曼荼羅展開の背景;時代背景;別尊曼荼羅の源流 ほか)
第2部 別尊曼荼羅の世界(仏眼曼荼羅;摂一切仏頂曼荼羅;大勝金剛曼荼羅 ほか)
第3部 種子曼荼羅(種子曼荼羅に書かれる文字、梵字とは;字母とその字義;種子とは何か ほか)
著者等紹介
小峰彌彦[コミネミチヒコ]
1945年、東京都生まれ。大正大学仏教学部仏教学科卒業、同大学院博士課程仏教学修了。大正大学教授、同大学学長を歴任し、現在は同大学常務理事。博士(仏教学)。東京都練馬区観蔵院住職。2002年に観蔵院曼荼羅美術館建立
小峰智行[コミネトモユキ]
1971年、東京都生まれ。大正大学大学院仏教学研究科仏教学専攻博士後期課程満期退学。現在、大正大学非常勤講師、智山講伝所専門員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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