内容説明
密教と耀く“いのち”。困難な日々の中で、楽しく、よりよく生きるために。“大きないのち”と一つの自分に目覚めることの、大切さを切々と語る“たましい”の書。
目次
1 よりよく今日を生きる
2 “いのち”の宝庫を開く(密教と耀くいのち;聖地復興―鏑射寺入山五十年によせて;弘法大師のこと;護摩の話)
著者等紹介
中村公隆[ナカムラコウリュウ]
中村弘淳。昭和2年広島県に生まれる。昭和26年高野山大学密教学科卒。高野山大学研究生、寮監兼任。昭和27年高野山大学学生課長。昭和29年遍路。昭和34年鏑射寺へ入山。現在、真言宗獨鈷山鏑射寺山主、鏑射寺別院明芳寺住職、高野山真言宗宿王院名誉住職、高野山伝燈大阿闍梨(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きまま
1
知る人ぞ知る現代の名僧の半生の部分が特に面白い。山奥の滝に座って拝んでいるうちに、お尻の肉が凍傷で岩にくっついてしまったという激しい修行や、廃仏毀釈でジャングルのようになった廃寺(現在の鏑射寺)を復興させる話など、これまたホンマかいなということが一杯出てきます。修行を通して研ぎ澄まされた感覚は常人の理解を超えたところにあって、だからこそ生まれるエピソードなのだと納得できました。2016/01/05
Mako
1
引き寄せの法則とか、五日市剛さんの「ありがとう」の話とか、最近気になってることを仏教的な側面から解釈したような本で、たいへん興味深かった。その人の本質を信じて話を聞けば、きっと救われるというようなことが書いてあったのも良いと思った。だいぶ前に斜め読みしていたため、なかなか本腰を入れて読む気になれず、ちょっと印象が薄くなってしまった。2014/10/13