出版社内容情報
一女性の純真な信仰告白を通して,如来蔵・一乗など主要な大乗の思想を説き,聖徳太子以来,日本で重要視された『勝鬘経』を,平易な現代語に置き換えて,その深意を読み解く。
内容説明
仏とは何か、仏にまみえる、そして成仏とはどういうことか?今、一女性の純真な信仰告白をとおして、その解答が示される。
目次
序説 大乗経典『王妃シュリーマーラーの師子吼』(勝鬘経)の世界への導入のために(勝鬘経の成立;勝鬘経の流伝;在家の一女性による仏説の開陳―勝鬘夫人のモデルはあったのか ほか)
本文 勝鬘夫人のさとり(勝鬘経の幕開け;み仏との出会い―それが何を意味するのか;十箇の大いなる誓戒 ほか)