エロスとグロテスクの仏教美術

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  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784393116319
  • NDC分類 702.098
  • Cコード C0015

出版社内容情報

男女合体尊や秘仏などエロスやグロテスクに関する仏教美術の解説を通して、それらの図像全体を貫く普遍的な美意識や人間観を明かす。

【著者紹介】
1962年、滋賀県生まれ。名古屋大学卒。名古屋大学大学院博士課程在学中に、ロンドン大学大学院留学。ロンドン大学よりPh.D.(哲学博士)を取得。高野山大学助教授を経て、現在、金沢大学文学部教授。専門はインド・チベットの密教儀礼と図像学。

内容説明

禁欲のなかのエロティシズム。聖なるもののなかの不気味さ。インドと日本の仏教美術のなかから、エロスやグロテスクとかかわりのある図像をとりあげ、それらを通して各地域・時代に固有の文化を知るとともに、全体を貫く普遍的な美意識や人間観を明らかにする。

目次

第1章 仏教は豊穣神から生まれた
第2章 愛を交わす恋人たち
第3章 僧院の中の女と男
第4章 説話文学と性のモチーフ
第5章 過剰な性がもたらす恐怖
第6章 安産法をめぐる考察
第7章 愛欲の弓矢

著者等紹介

森雅秀[モリマサヒデ]
1962年、滋賀県生まれ。1990年、名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期課程退学。1994年、ロンドン大学大学院修了。Ph.D.(ロンドン大学、1997)。名古屋大学文学部助手、高野山大学文学部助教授等を経て、金沢大学人間社会研究域教授。専門は仏教文化史、比較文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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