出版社内容情報
道元が弟子や後世の人々に伝えたかったことは何だったのか。道元研究の第一人者である著者が、その思想の核心を論じる画期的な論考。
道元が弟子や後世の人びとに伝えたかったことは何だったのか。その思想を、修証観・修道論・世界観・時間論などさまざまな角度から総合的に検討し、道元が到達した悟りやその修行観を論じる。難解とされる道元の思想の核心が明らかになる画期的な論考。
【著者紹介】
1957年、長野県生まれ。1986年、駒澤大学大学院博士課程満期退学。現在、駒澤大学仏教学部教授。博士(文学)。著書に、『道元入門』(角川書店)『原文対照現代語訳 道元禅師全集』第14巻(共著、春秋社)ほか。
目次
序論(宗学研究論について;仏教史における道元禅師の位置;『正法眼蔵』の文献学的研究―四種古写本の考察を中心にして)
本論(修証観;修道論;世界観;時間論)
附論(道元禅師在宋中の動静について;漢文宗典の訓読の問題等;道元禅師と現代)
著者等紹介
角田泰隆[ツノダタイリュウ]
1957年長野県伊那市に生まれる。1979年駒澤大学仏教学部禅学科卒業。1981年駒澤大学大学院修士課程修了。大本山永平寺安居。1986年駒澤大学大学院博士課程満期退学。1993年駒澤短期大学仏教科講師。助教授・教授を歴任。現在、駒澤大学仏教学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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