出版社内容情報
インドでの密教の成立と発展を梵・蔵・漢の資料を駆使して網羅的に研究した画期的な労作。初期密教に関する世界初の総合的な研究書。
目次
序論 インド初期密教研究における諸問題と方法論
第1篇 第一期インド初期密教の形成(第一期初期密教経典の選定;第一期密教系ダラニ経典の形成;第一期密教系護呪経典の形成;第一期インド最初期密教の形成に関するむすび)
第2篇 第二期インド初期密教の展開(第二期初期密教における諸経典の展開;『牟梨曼陀羅呪経』にみる展開;第二期インド初期密教の展開に関するむすび)
第3篇 第三期インド初期密教の確立(第三期初期密教における諸経典の確立;『不空羂索神変真言経』における初期密教の確立;『蘇婆呼童子請問経』における初期密教の確立;『〓(ずい)〓(き)耶経』における初期密教の確立
『金剛手潅頂タントラ』における初期密教の確立
第三期インド初期密教の確立に関するむび)
著者等紹介
大塚伸夫[オオツカノブオ]
1957年、新潟県佐渡市生まれ。1980年3月、大正大学仏教学部(真言豊山学専攻)卒業。1987年3月、大正大学大学院文学研究科博士課程満期退学の後、同年4月より大正大学綜合仏教研究所と真言宗豊山派宗学研究所へ研究員として入所。1997年4月、高野山大学密教文化研究所委託研究員を拝命、2001年4月には大正大学非常勤講師に就任。2006年1月に自坊大日寺住職となる。2009年4月に大正大学人間学部仏教学科准教授に就任して現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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