内容説明
大乗仏教の中観思想と認識論・論理学を中心に幅広い分野で、仏教の文献学的・哲学的解明に多大の業績を残した一大碩学の全容を開示。
目次
中観哲学の論理
中論における無我の論理―第十八章の研究
狼の足跡
中観哲学と因果論―ナーガールジュナを中心として
中観派の十二支縁起解釈
中観哲学と帰謬論証―清弁の論理再考
バーヴァヴィヴェーカの業思想―『般若灯論』第一七章の和訳
清弁・安慧・護法
仏教における瞑想と哲学
シャーンタラクシタの批判哲学
牧牛ズの西蔵版について
僧肇における中観哲学の形態
著者等紹介
梶山雄一[カジヤマユウイチ]
1925年、静岡市生まれ。京都大学文学部哲学科(宗教学第三講座、仏教学専攻)卒業。京都大学教授を経て、京都大学名誉教授。文学博士。その後、仏教大学総合研究所所長、創価大学国際仏教学高等研究所所長などを歴任。2004年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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