大乗仏教興起時代―インドの僧院生活 (新装版)

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大乗仏教興起時代―インドの僧院生活 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393112373
  • NDC分類 182.25
  • Cコード C0015

出版社内容情報

大乗仏教起源説に新展開をもたらした学者が、その当時の「清貧」とはほど遠い僧院生活の姿を浮き彫りにした名著の新装版。インドでは四世紀まで大乗経典は制作されても大乗教団は存在しなかった! 世界の学界に衝撃をあたえた学説の提唱者が当時の「清貧」とはほど遠い僧院の姿を浮き彫りにする。

グレゴリー・ショペン[グレゴリー ショペン]
著・文・その他

小谷 信千代[オダニ ノブチヨ]
翻訳

内容説明

僧院の「清貧」はイメージか?事実か?大乗教団の誕生にまつわる衝撃の学説を提唱した研究者が語る、律文献から見る当時の僧団と私有財産、仕事との関係。私たちの想像とはかけ離れたその生活の実態が明らかになる!

目次

序章 インドと中国における仏教の展開―並行・先後関係の不在
第1章 根本説一切有部律の位置づけ(根本説一切有部律の成立年代;根本説一切有部律と編纂の意図 ほか)
第2章 僧院史における経済の意味(根本説一切有部律と僧院経済;西洋における「僧院制度」の研究史 ほか)
第3章 人間とはその持ち物のことである―所有物と僧院での地位(キリスト教の修道士イメージ;仏教の僧と私有財産 ほか)
第4章 僧の仕事、生活のための労働(さまざまな仕事と禁止された仕事;仕事と安居 ほか)

著者等紹介

ショペン,グレゴリー[ショペン,グレゴリー] [Schopen,Gregory]
1947年、アメリカ生まれ。ブラックヒルズ州立大学(学士、アメリカ文学、アメリカ)に学び、マクマスター大学(修士、宗教史、カナダ)を経て、オーストラリア国立大学(南アジア・仏教学)でドゥ・ヨング教授の許で学位を取得。ミシガン大学教授、ワシントン大学教授、テキサス(オースティン)大学教授、カリフォルニア(ロスアンジェルス)大学教授などを経て、現在はカリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。専攻はサンスクリット語、チベット語、仏教学。1996年~1998年度、大谷大学大学院客員教授

小谷信千代[オダニノブチヨ]
1944年、兵庫県生まれ。1967年、大谷大学文学部卒業。1975年、京都大学大学院修士課程修了。1978年、大谷大学大学院博士課程満期退学。大谷大学名誉教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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bapaksejahtera

10
近年定説だった大乗仏教仏塔信仰起源説を覆す論を展開し注目を集める学者の講義録を中心とする。表題はやや誤解を促す。「大乗仏教興起時代」のインドに於いても大乗は極めて影の薄い存在で、地方的かつ劣位に受取られていたと序章で述べた後、本文は専ら氏が依拠する根本説一切有部律を紐解きつつ当時の「小乗僧院」の生活と意識を紹介する。当時の僧院経営や僧の個人的資産管理等、現代からも合理的な運営ぶりが描かれている。本書でも僧院では律に従えば(大乗であれ何であれ)思想は自由であると述べる。決して大乗を貶める物ではなく安堵する。2022/03/15

tanukiarslonga

1
「律」から読み取れる紀元前後の出家者たちの生活から大乗教団の成立について大胆な新説を展開。美術史の知見を援用した半跏思惟像の考察がスリリングでむちゃくちゃ面白かった。2018/08/16

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