頭陀の研究―パーリ仏教を中心として

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  • サイズ A5判/ページ数 290,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784393112090
  • NDC分類 181.6
  • Cコード C3015

出版社内容情報

釈尊以来,日本の道元に至るまで,より厳格な修行を志向する仏教者によって重要視されてきた実践法=頭陀行。その語源・意義・内容・変遷等を綿密に探究した本邦初の本格的研究。

内容説明

本書は、これまでに著者が発表した諸論文を体系的に纏め上げ、頭陀行の歴史的展開に一つの筋目を立てた論文集である。

目次

第1部 頭陀とは何か(頭陀と戒;頭陀支と禅定 ほか)
第2部 パーリ文献における頭陀説(Suttanip ̄ataにおけるdhona考;Samyuttanik ̄aya Sag ̄athavaggaにおける苦行・頭陀説考 ほか)
第3部 大乗仏教における頭陀説(小品系般若経の頭陀支;「般若経」における頭陀支 ほか)
第4部 資料編(ヴェーダ、ウパニシャッド文献における動詞語根dh ̄u‐の用例;初期ジャイナ教聖典における動詞語根dh ̄u‐の用例)

著者等紹介

阿部慈園[アベジオン]
1947年新潟県に生まれる。’79年インド・プーナ大学およびバンダールカル研究所で博士号(Ph.D.)を取得。’81年東京大学大学院博士課程(印度哲学専攻)修了。’87年曹洞宗黙仙寺住職。’98年明治大学文学部教授。2000年東京大学文学部非常勤講師。2001年1月24日逝去
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