出版社内容情報
カトマンドゥ盆地に今なお生きるインド直伝の仏教。そのユニークな仏教文化の実態を「歴史と仏蹟」「文献とその内容」「尊格と美術」「儀礼と儀礼」の四面から解説。図版130点。
内容説明
ブッダゆかりの地ネパールの仏教を概説した世界初の書！カトマンドゥ盆地に今なお生きつづけるネパール仏教の実態を、「歴史と仏蹟」「文献とその内容」「尊格と美術」「儀礼と行事」の四つの面から総合的に解説。貴重な１３０点の図版と地図・年表等を付す。
目次
第１章 歴史と仏蹟（歴史篇；仏蹟篇）
第２章 文献とその内容（写本篇；文献篇）
第３章 尊格と美術
第４章 儀礼と行事（儀礼篇；行事篇）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
★★★★★
2
ネパール仏教に関する概説書。本書のいうネパール仏教とは、ネパール北部で信仰されるチベット仏教ではなく、カトマンズ盆地で細々と命脈を保ってきたネワール仏教のことです。インド仏教が滅びたのちも、カースト制度を取り入れるなどしつつヒンドゥー社会の中で生き残ってきた、ネパール仏教の独自の体系に光をあてる貴重な一冊です。2011/12/19
