出版社内容情報
われわれにもなじみ深い「浄土思想」の成立から展開,およびその性格を資料に即して明らかにし,あわせて二百五十戒とは別に独自に発展した「大乗戒」を総合的に解明する。
内容説明
われわれにもなじみ深い「浄土思想」の成立から展開、およびその性格を資料に即して明らかにし、あわせて二百五十戒とは別に独自に発展した「大乗戒」を総合的に解明。
目次
第1篇 浄土教の研究(浄土思想の成立;浄土教の問題点;浄土教の用語について;浄土教の成立と問題;阿弥陀仏の経典と仏塔;観経の成立と清浄業処;如来蔵としての法蔵菩薩;阿弥陀仏と法蔵菩薩)
第2篇 大乗戒の研究(初期大乗仏教の戒学としての十善道;大乗戒と十善道;大乗戒と菩薩戒経;初期大乗仏教の支持者としての善男子善女人;十住毘娑沙録における在家と出家;初期大乗仏教における在家と出家―とくに菩薩の三帰依について;華厳経に見られる初期大乗仏教徒の宗教生活;仏教における宗教的実践の二重性、戒と律;懴悔とクシャマ―大乗経典と律蔵の対比)