• ポイントキャンペーン

シリーズ大乗仏教
唯識と瑜伽行

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784393101674
  • NDC分類 183.94
  • Cコード C0015

出版社内容情報

最新の研究成果に基づき、唯識思想の成立・歴史的展開・思想的概要などを凝縮。唯識研究の最前線。

内容説明

本巻は、中観派と並ぶインド大乗仏教の一大流派・瑜伽行唯識派の思想を歴史的に辿り、唯識系経典の形成、思想的特質、実践的特徴ならびに中国における展開などを論究する。

目次

第1章 唯識と瑜伽行
第2章 瑜伽行唯識思想とは何か
第3章 初期瑜伽行派の思想―『瑜伽師地論』を中心に
第4章 中期瑜伽行派の思想
第5章 瑜伽行の実践
第6章 アーラヤ識論
第7章 後期瑜伽行派の思想―唯識思想と外界実在論との関わり
第8章 中国唯識思想史の展開

著者等紹介

桂紹隆[カツラショウリュウ]
1944年、滋賀県生まれ。トロント大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。文学博士(京都大学)。広島大学名誉教授。現在、龍谷大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

21
唯識についての論文集。初期、中期、後期と阿頼耶識、修道論、中国での唯識の展開の各論文が納められている。あくまで唯識を知った上での、各時期についての詳細という点を取っているため、基本を知っている程度の僕みたいな人間にはどうも優しくなかった。阿頼耶識については最新の研究の紹介で、細に入りすぎているし。ただ後期の唯識と中国での展開は、今までほとんど読んだことがなかったためありがたい。どちらも特色がよくまとめられていてわかりやすいし。2013/01/19

マウンテンゴリラ

0
外界は実在せず、ただ意識によって表象されたものにすぎない。またそれを認識するための修業法が瑜伽(ヨーガ)行であるという俗っぽい理解に留まらざるを得なかった。本書に収められている専門的な論考の理解までには遠く及ばないが、先の理解が、世間的な常識に囚われたものであり、仏教の教えを自分自身の思考で噛み砕いたものになっていないということは感じられた。唯識は、前巻での中観と決して相反するものではなく、少なくとも世間の常識を越えるところに仏法の本質があり、両者は共にその一面を示すものであるのかもしれない。2014/10/10

大村秀樹

0
とても良い。一家に一冊置くレベル。最新の研究者の最高水準の論文を集めているので唯識の勉強がしたい人間は是非買うべき2019/06/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5304020
  • ご注意事項