内容説明
インゲは十歳の女の子。にぎやかなコペンハーゲンから、おばあちゃんの住むバルト海の孤島にやってきた。おばあちゃんはきびしく、いつもふきげんだ。でも、インゲは大好きないたずらをやめられない。そのインゲのいたずらが退屈な島の住民を巻きこみ、やがて島に大きな変化をもたらすことに…
著者等紹介
ナネスタッド,カトリーナ[ナネスタッド,カトリーナ] [Nannestad,Katrina]
オーストラリア生まれ。オーストラリア在住。夫がデンマーク生まれのデンマーク人で、結婚後、一家でデンマークに暮らしたことがある。『いたずらっ子がやってきた』がオーストラリアの児童文学者で国際アンデルセン賞を受賞したパトリシア・ライトソンの名を冠したパトリシア・ライトソン賞を2014年に受賞している
渋谷弘子[シブヤヒロコ]
東京教育大学文学部卒業。27年間群馬県の県立高校で英語を教えたのち、翻訳を学ぶ
こぺんなな[コペンナナ]
デンマーク、コペンハーゲン生まれ。生後帰国し北海道札幌市で育つ。作家名は生まれた街コペンハーゲンに由来。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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joyjoy
1
デンマークのおはなし。おばあちゃん、いいなぁ。2017/06/11
かたつむり
1
一人の女の子とおばあちゃんが、深い悲しみを乗り越えていくお話。おばあちゃんの素朴な暖かさが心にしみます。2017/10/01
tamago
1
意外に面白かった。出てくる人みんながいい人でよかった。温かい物語。2017/07/21
Olga
1
母を亡くして、先進的な都会のコペンハーゲンから、保守的な孤島の村にやってきたインゲ。厳しいおばあさんに鍛えられて、家畜の世話をおぼえ、村の人たちとの交流を深めていくが、いたずらの虫は抑えられない。20世紀初頭のデンマークが舞台で、「赤毛のアン」や「エミリー」シリーズを思わせる古きよき児童文学の趣がある。作者はデンマーク人の配偶者をもつオーストラリア人。2017/02/18
Elizabeth Set
0
海外文学苦手だし、最初は飲み込めなかったけど、だんだんインゲのことも好きになってきました。また、デンマークのこと、時代背景、インゲやクラウスの抱える事情…いろんな要素がうまく描かれているなぁと思いました。2017/11/05