内容説明
そうだ!料理で病気を治すんだ!末期がんを宣告されて14年。調味料をすべて変える。旬の食材を皮まで食べる。“奇跡のシェフ”、昔の日本食をヒントに辿りついた命の食事法。
目次
第1章 さらば病院よ、医者よ。あとは自分でやる
第2章 がんは食事で抑えられる
第3章 がんを遠ざける基本は、まず調味料を変えること
第4章 私が辿り着いた、がんで死なないための食事術
第5章 がんを抑え続けている私が毎日やっていること
第6章 憎まずに、がんと寄り添う心が命を延ばす
著者等紹介
神尾哲男[カミオテツオ]
1952年生まれ。料理研究家、「料理工房神尾。」主事。74年、東京都目黒区「自由が丘トップ」にてフレンチシェフ澤部喜次氏に師事する。76年、池袋「レストランブッシェ」の料理長として迎えられる。83年、群馬県前橋市の本格フレンチレストラン「食卓物語」のオープンに伴いシェフに。以来、群馬県内を中心にキャリアを重ねるが、2003年に末期ステージ4の前立腺がんが判明。がんを抱えながら07年、前橋市に「レストラン&ライブ/ポコ」開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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梅ちゃん
30
仏料理人である著者は、医師から 「ここまでになって、なぜ生きていられるのか?死んでいてもおかしくない」 と言われるステージⅣの末期癌。 一時しのぎの抗癌剤ならやめると病院と決別。 「食」で癌を治す方法を模索して14年間。 本書にチラッと出てくる奥さんと二人三脚で生きることを諦めずにやってきたと想像します。 世の中、化学物質や添加物にあふれ、それらを体内に取り入れて癌にならない方がおかしいと私は思います。 本書の全てが正しいか不明だが、こういう実践をした方がいたことは事実。参考にさせて頂きたい。2021/07/26
はるわか
26
【がんを食事で抑える心掛】①地元近くで採れた旬の食材を摂取②丸ごと皮まで食べる③体を温める温性食品を摂る④バランスのいい雑食が効果的⑤生命力の強い野菜を摂る⑥動物性たんぱく質は元気の源⑦極力、食品添加物は摂らない。【がんを遠ざける基本は調味料】塩:塩化ナトリウム95%以上は避ける。醤油:脱脂加工大豆は避ける。味噌:生味噌を選ぶ、みそ汁は60度以上に温めない。油:エクストラバージンオリーブオイル、米油などを使う。砂糖:精製された砂糖は使わない。みりん:砂糖の代わりに使う。酢:体を弱アルカリ性に保ってくれる。2017/09/15
kubottar
24
末期がん患者でありながら14年生き延びている事実だけでもすごいが、それを医者の治療から離れて自分で選んだ食だけで維持してるのだからこれまた輪をかけてすごい。この本からのメッセージは一貫していて「自分の命を他人に預けない」ということ。自分の命なのだから自分で治すくらいの気概は必要ですね。そして、それはまたまだ病気になっていない人たちも同様、甘いモノや暴飲暴食をしているからがん患者が増えたというのは歴史を見れば明らか。日々節制する重要性を教えてくれる本でした。2017/04/15
たまきら
20
友人をガンでなくしたばかりででしてね、こういう本を見るとつい。高齢で細胞分裂がゆっくりな方らしい、サステイナブルなケア。西式のアレンジ版なようですが、もう少し具体的な話があったらもっと面白かったかも。これからもぜひ長生きされて欲しいです。2017/05/30
Caroline
19
とてもためになりました。感化されやすいので、早速 砂糖→てんさい 白米→玄米 できることから少しづつ。 読んで納得のいくものばかりだけど実践し、さらに続けられるかが問題。どれも3割高っていうのがネックになりそう。 2018/01/29