武士はなぜ腹を切るのか―日本人は江戸から日本人になった

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武士はなぜ腹を切るのか―日本人は江戸から日本人になった

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  • サイズ B6判/ページ数 165p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344027633
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0095

内容説明

五十からの手習い。金にきれい。義理は死んでも果たす。火事にも地震にも負けぬ。人気絶頂・江戸学博士のスゴすぎるサムライ・スピリット講座。

目次

第1章 ここがすごい!サムライ日本人(たとえ必ず死ぬとわかっていても約束は守る―義理;町民や農民が、人間として武士に劣っているわけではない―名誉心 ほか)
第2章 なぜ宵越しの金はもたないのか(江戸っ子も塾通いで大変だった―勤勉;カレンダーがなぞなぞに!?―知的遊戯 ほか)
第3章 武士はなぜ腹を切るのか(武士の生きる目的は“家”を存続させることにつきる―家名;命が惜しくはないのか―汚名 ほか)
第4章 偉くなる武士、没落する武士(あの手この手の昇進合戦―老中;大名たちのプライド―官位 ほか)
第5章 歴史家という仕事(悪代官は本当にいたのか―時代劇のアンチヒーロー;時代考証のおもしろさ―虚実 ほか)

著者等紹介

山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年岡山県津山市生まれ。東京大学史料編纂所教授。日本近世史を専門とし、武家社会や武士道精神など、江戸時代に関する研究で知られる。NHK総合テレビ「タイムスクープハンター」シリーズでの時代考証をはじめ、多くのメディアで活躍。92年『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社、のち講談社学術文庫で再刊)で第40回日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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リップ

17
いわゆる昔気質な日本人の姿が至るところで見られるのが江戸時代。日本人の誇るべきところだと思う部分から、これは負の遺産だなあと思う部分まで色々あった。切腹なんて最たるもので、死んで詫びるというのは「辞めて責任を取る」という形でしっかり残ってるなと。もちろん辞めてもらわないと困ることもあるけど、死んだら、辞職したら、その問題も消えるわけじゃないんだからそれが一番の無責任だとは思わなかったのか?残された家族はどうなるの?まあ家に迷惑がかからないように自分の命で終わらせるって気持ちもあったんだろうけど、嫌だなあ。2016/06/06

Book Lover Mr.Garakuta

10
江戸時代の生活読本2019/11/30

クサバナリスト

10
TV(NHKの知恵泉など)でよく見かける先生なので大いに期待したが、大いに期待外れの作品。面白かったのは最後の「江戸っ子はなぜ亀を買うのか」だけだった。2015/06/09

じょんたん

9
図書館の新着で見かけて、興味を持った本。 江戸時代の江戸っ子たちの様子が書かれている。 江戸には火事が多かったこと、火事をなくすためにどうしたらいいかということよりも、火事によって被害を最小限にするためにどうしたらいいのかを考え、実行していた。 火事の時に、囚人120人を「戻ってこい」と約束して逃がし、後日本当に120人全員が戻ってきた話は、日本人って素晴らしいと、感動した。2015/07/06

まんむー

8
江戸時代の300年で、日本人の根底となる考え方や行動となる元ができたという。読んでいくとなんとなく頷いてしまう。武士の話が多いけど、庶民の話もあり、ここで得た知識で時代劇見たり、江戸時代の本を読んだりすると深く読み込めるんじゃないかな。代官は「悪代官」と言われることが多いけど、実際は地域の民を思い一生懸命仕事に取り組んでいた人たちも多い。江戸時代、江戸っ子は亀を買うはその根拠が意外で面白い。そして武士は家を守るため大変だったことがよくわかりました。2023/07/10

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