内容説明
本書は、大学で数学を専門としないような学部の学生が、初年時の半期で線形代数学の基礎を学ぶための教科書として書かれています。一般の線形代数学の教科書と比較するとその内容はかなり少なめになっていますが、大学の一般(教養)教育の中で最低限必要と思われる基本的な事項は取り入れてあります(最小限の線形代数=ミニマム線形代数)。
目次
1 行列とベクトル(行列とその演算;正方行列;1次変換)
2 行列式(行列式の定義;余因子展開;連立1次方程式;はきだし法と行列の階数)
3 線形空間(ベクトルの1次独立と1次従属;線形空間;R3の幾何学)
4 固有値とその応用(行列の固有値と固有ベクトル;行列の対角化;固有値と固有ベクトルの応用)
著者等紹介
大橋常道[オオハシツネミチ]
1969年東京理科大学理学部応用数学科卒業。1972年東京理科大学大学院修士課程修了(数学専攻)。1976年青山学院大学情報科学研究科助手。1980年北里大学講師(教養部)。2004年北里大学教授(一般教育部)
加藤末広[カトウスエヒロ]
1975年埼玉大学理工学部数学科卒業。1978年千葉大学大学院修士課程修了(数学専攻)。1984年立教大学大学院後期博士課程修了(数学専攻)。理学博士。1986年北里大学専任講師(教養部)。1994年北里大学助教授(教養部)。2006年北里大学教授(一般教育部)
谷口哲也[タニグチテツヤ]
1992年東京理科大学理学部第一部物理学科卒業。1994年東北大学大学院博士前期課程修了(数学専攻)。1999年東北大学大学院博士後期課程修了(数学専攻)。博士(理学)。2003年東北大学大学院理学研究科数学専攻COEフェロー。2004年北里大学講師(一般教育部)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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