内容説明
超音波を利用した診断・治療技術のベースとなる生体組織の音波物性の理解を目指し、生体組織の計測手法の基礎と臨床手法の現状と課題をさまざまな視点からまとめている。超音波計測の基礎から学べるよう配慮されている。
目次
第1章 生体組織の計測手法(in vitroの計測)(生体中の音波伝搬の基礎;音響特性の計測手法と軟組織の計測;硬組織・毛髪の計測)
第2章 臨床計測手法の現状と課題(超音波診断の基礎;コントラストエコーと診断装置の実際;軟組織の臨床計測の実際;硬組織の計測)
第3章 超音波治療(生体組織の超音波物性と超音波治療;キャビテーションと超音波治療)
著者等紹介
松川真美[マツカワマミ]
1986年同志社大学工学部電子工学科卒業。2006年同志社大学教授
山口匡[ヤマグチタダシ]
1996年千葉大学工学部情報工学科卒業。2013年千葉大学教授
長谷川英之[ハセガワヒデユキ]
1996年東北大学工学部電気工学科卒業。2019年スウェーデン・ルンド大学客員教授(兼任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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株式会社 コロナ社
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コロナ社HPにレビューあり https://www.coronasha.co.jp/np/isbn/9784339013436/ 本書の大きな特徴として,まず目についたのは,前回のシリーズ同様,引用・参考文献の多さにある.第1章は83個,第2章は144個,第3章は50個という具合に,洋書・和書の論文や書籍が紹介されている.これだけの多くの引用・参考文献の多いということは,言及されている内容にも,しっかりと裏付けのなされた,著者陣の本書に対する本気度が,今回も垣間見られた.2022/05/02