百貨店とは

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百貨店とは

  • 飛田 健彦【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 国書刊行会(2016/12発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336061072
  • NDC分類 673.8
  • Cコード C0063

出版社内容情報

文明開化の波に乗って舶来文化の殿堂となり、明治、大正、昭和とファッション・商品文化を牽引し続けた日本の百貨店の歴史をたどる。呉服屋に始まった日本の百貨店は、明治政府が推進した文明開化の波に乗って舶来文化の殿堂となり人々の憧れの場所となった。本書は、明治、大正、昭和と庶民のファッション・商品文化を牽引し、成長と発展を遂げた日本の百貨店の歴史をたどる。また松坂屋、白木屋、三越、大丸、高島屋、天満屋、阪急、伊勢丹といった、日本を代表する百貨店を築いた創業者たちのエピソードを紹介する。

第一部 百貨店の歴史と信頼性の秘密

 第一章 百貨店の誕生

   一 百貨店の誕生
      百貨店という名前
      百貨店の条件と特徴
      百貨店はなぜ市民生活に定着したのか?
      社会における百貨店の役割
      百貨店と関連産業
      百貨店が果たしている社会的・文化的貢献
   二 日本における百貨店誕生までの足どり
      日本の百貨店のルーツは江戸時代の呉服店
      江戸時代に呉服店が相次いで誕生したわけ
      江戸時代の呉服商人が今に残したもの

 第二章 百貨店成熟までの足どり
   一 明治維新がもたらしたもの
      文明開化
      座売り方式の廃止
      ショーウィンドーとPR誌
      流行をつくり出す試み
      デパートメントストア宣言
      三越呉服店の取り組み
      店舗の洋風化と会社組織の導入
   二 第一次世界大戦がもたらしたもの
      今日は帝劇、明日は三越
      三越は日本の迎賓館
   三 関東大震災がもたらしたもの
      いとう呉服店の活躍
      一般大衆の中へ
   四 昭和戦前期と戦中期
      昭和恐慌がもたらしたもの
      自由競争から統制へ
   五 昭和戦後期
      花ひらく消費革命

 第三章 企業不老長寿の秘訣
   一 経営理念は会社の羅針盤
      会社の寿命は三十年
      松坂屋百貨店の事例として
      三越百貨店の事例として
      伊勢丹百貨店の事例として
      経営理念の効果

 参考資料(第一章?第三章)

第二部 百貨店おもしろ話──百貨店「顧客満足」の温故知新

 第一章 伊藤次郎左衛門──越後屋より先に「現金掛値なし」を行った男 松坂屋
 第二章 大村彦太郎可全──越後屋に商売のあり方を教えた男 白木屋
 第三章 三井八郎兵衛高利──いまから三百年以上まえに「アウトレット」商法を実行した男 三越
 第四章 下村彦右衛門正啓──儒学に傾倒して招福の商神となった男 大丸
 第五章 飯田新七──「おかげまいり」で商売の真髄を悟った男 高島屋
 第六章 井原木茂兵衛──世界で最初に百貨店を思いついた男 天満屋
 第七章 小林一三──日本初のターミナル百貨店をつくった男 阪急
 第八章 顧客志向マーチャンダイジングの基礎を築いた男 伊勢丹

第三部 百貨店の今後のために

 第一章 百貨店の現状と見通し

 第二章 百貨店再生のための参考資料
     ?三越呉服店の過去現在及将来
     ?東京都と覧会
     ?三越小僧読本
     ?千代田城石垣の話

飛田健彦[ ヒダタケヒコ ]
1937年 千葉県松戸市に生まれる。
1960年 成蹊大学政治経済学部卒業。同年株式会社伊勢丹入社、企画部広報文書係長、教育課長、秘書室広報文書課長、吉祥寺店次長、秘書室広報文書部長、 浦和店外商部長、株式会社イセタンモーターズ社長。
1997年 株式会社伊勢丹退職。
日本経営理念史研究所所長。社団法人日本販売士協会登録講師。
著書 『百貨店ものがたり』(国書刊行会)『山本宗二の商人道語録』(国書刊行会)

内容説明

百貨店の歴史大全。明治、大正、昭和と庶民のファッション・商品文化を牽引し、成長と発展を遂げた日本の百貨店の歴史をたどる。

目次

第1部 百貨店の歴史と信頼性の秘密(百貨店の誕生;百貨店成熟までの足どり;企業不老長寿の秘訣)
第2部 百貨店おもしろ話―百貨店「顧客満足」の温故知新(伊藤次郎左衛門―越後屋より先に「現金掛値なし」を行った男 松坂屋;大村彦太郎可全―越後屋に商売のあり方を教えた男 白木屋;三井八郎兵衛高利―いまから三百年以上前に「アウトレット」商法を実行した男 三越;下村彦右衛門正啓―儒学に傾倒して招福の商神となった男 大丸;飯田新七―「おかげまいり」で商売の真髄を悟った男 高島屋;伊原木茂兵衛―世界で最初に百貨店を思いついた男 天満屋;小林一三―日本初のターミナル百貨店を作った男 阪急;山本宗二―顧客志向マーチャンダイジングの基礎を築いた男 伊勢丹)
第3部 百貨店の今後のために(百貨店の現状と見通し;百貨店再生のための参考資料)

著者等紹介

飛田健彦[ヒダタケヒコ]
1937年千葉県松戸市に生まれる。1960年成蹊大学政治経済学部卒業。同年(株)伊勢丹入社、企画部広報文書係長、教育課長、秘書室広報文書課長、吉祥寺店次長、秘書室広報文書部長、浦和店外商部長、(株)イセタンモーターズ社長。1997年(株)伊勢丹退職。現在、日本経営理念史研究所所長。(社)日本販売士協会登録講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mochi

11
タイトルと装丁に惹かれて。百貨店ことはじめ、歴史、変遷から面白いエピソードまで。入社から伊勢丹一筋の著者によって書かれており、なかなか濃い内容の本。日本の百貨店はそもそも呉服店や小間物屋から始まり、それが時代の流れや歴史とともに変わっていく。物が売れない時代だとか百貨店は生き残れないと言われるが、筆者はやり方の問題であると言っている。江戸時代に商いを始めた歴史上の人物の経営理念やマーケティング、店員の心得などは今でも通じているからこそ、百貨店は何百年の歴史を経ても未だに一流の店として名を轟かせている。2021/05/28

えすてい

9
元伊勢丹従業員の執筆だが、残念ながら著者の描く百貨店像とはますます乖離していると思う。山形の老舗百貨店が破産して山形県から百貨店が消滅。松坂屋に次いで日本で二番目に古い丸栄も一昨年閉店。今大都市圏の百貨店、特に大丸松坂屋は富裕層にターゲットを向け外商に力を入れている。富裕層向けの外商は安定的だという。百貨店は大衆向けのワンストップのインセンティブや文化発信拠点として、迷走から抜け出せないが、大衆化から富裕層向けになったら、もうそれは日本社会の分断がより進行してることを裏付けているのではないか。2020/01/27

スプリント

7
経営が低迷している百貨店業界ですが、その歴史と創業者達のエピソードが紹介されています。創業時の社訓が多数掲載されていて興味深かったです。2017/02/25

とす

4
各百貨店の成り立ちや精神がまとめられている。あとがきにあった百貨店の新人教育に充てられたらという部分を読んで、確かに歴史を学ぶ教材としては悪くないと思った。デザインもおしゃれ。2018/11/11

しまこ

2
「『経営理念』とは、経営についての考え方が、信念にまで鍛えられ、結晶化されたものであり、社長の分身のようなものだと言えるでしょう。この会社は何のために存在しているのか。この経営をどういう目的で、またどのようなやり方で行っていくのか、という基本の考え方、哲学のことです。」(108)2018/02/16

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