ドーキー・アーカイヴ<br> 死者の饗宴

個数:

ドーキー・アーカイヴ
死者の饗宴

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年03月28日 20時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6変判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336060655
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

その刹那、わたしの眼に映った息子の顔に浮かんでいた恍惚の表情は美しかったが、同時に年老いてもいた…少年と彼に取り憑いた正体不明の存在“あれ”との顛末を妖しく語り、読者の想像を超える衝撃的な結末を迎える代表作中篇「死者の饗宴」のほか、“サトレジ号でたぶん1898年だった”という謎の言葉と不気味な子供に翻弄される男を描く狂気に満ちた怪異談「ブレナーの息子」、ビルマの神秘な力を持つ宝石と護符をめぐる奇妙な物語「煙をあげる脚」など、知られざる英国怪奇文学の名手による異形のホラー・ストーリー、幽霊物語、超自然小説を厳選した全8篇。

著者等紹介

メトカーフ,ジョン[メトカーフ,ジョン] [Metcalfe,John]
1891年英国ノーフォーク州生まれ。カナダ、ロンドン、スコットランドなどで暮らした後、ロンドン大学で哲学を修めて教職に就き、第1次世界大戦中は英国海軍歩兵師団、陸軍航空隊に所属する。戦後教員に戻り余暇に小説を書き始め、短篇を文芸誌に投稿、1925年に『煙をあげる脚』を刊行、好評を博す。同時期にアメリカの新進作家イヴリン・スコットと結婚。その後短篇集『ユダ』や幾つかの長篇を刊行するが、精神病院への入院を繰り返し、極度の貧困のなかアルコール依存症に苦しみつつ65年逝去

横山茂雄[ヨコヤマシゲオ]
1954年大阪府生まれ。京都大学卒、博士(文学)。英文学者、作家、奈良女子大学教授

北川依子[キタガワヨリコ]
1967年京都府生まれ。京都大学卒、博士(文学)。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門はイギリス小説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

64
ビルマの僧院から盗まれた宝石、奇妙な手術を受けた少年、見るだけで不安になる土地、付いてくる船、そして魅入られた少年…。久々に前世紀の古き良き怪談を堪能できる一冊。怪談の妙とは何が起こっているかわからないのに何かが起きている。だと思ってるのだけど、本書の場合それに加え雰囲気の盛り上げ方が実にいいのである。何がどうなっているのかわからない話も中にはあるが。後雰囲気を盛り上げる小道具の使い方も実に良い。「悪い土地」の廃屋の中のものとか、「ブレナーの息子」の頻出するある言葉とか。怪奇小説を愛読する人は必携の一冊。2019/06/17

りつこ

35
付いてくる船、神経に障る子ども、思い出せない顔。何が起きているのかはっきりとわからないのだけれど、わからないだけに想像をかきたてられて怖い。面白かったけど、救いのない物語ばかりでちょっとぐったり…。2019/09/04

星落秋風五丈原

28
タイトル作筆者の息子がある男性に取りつかれたようになる。その男性がイケメンであったとかそういう理由がなくただ取りつかれて生気を吸い取られていく。怖いですね。2019/07/02

田氏

21
ラブクラフト、諸星大二郎を引き合いに紹介されていたので、読まないわけにはいかなかった。当然、怪談集というか恐怖小説集というかなのだけれど、いかにもな恐ろしい何かを創り上げたというよりも、そこに存在しないはずの、してはいけない怪奇を描いたものが多い。じわりじわりと侵食してくるたぐいの。悪いことに、読み終えてもその正体はわからない。むしろ結末を経てさらに不明瞭になるほど。だから恐怖という形容はあてはまらないのかもしれない。恐怖とは敵意に対しての防衛の反応であるが、ここでは敵意の有無すらもが明らかでないからだ。2019/11/01

翠埜もぐら

16
「悪夢のジャック」「煙をあげる脚」は他の作品とちょっと毛色が変わっていて、メトカーフの一族に船乗りが多かった影響だそうですが、他の作品は日常の隣に潜む非日常や逃げても逃げても追ってくる悪夢の話。「永代保有」を読んでいてやっぱり水に関連する話は怖いと思いました。上陸して逃げろよ、思うのになぜか水から離れられない。水面を見ているうちに気力も恐怖心も水に吸い取られているようで、「科学的にあり得ない」なんて頑張っているうちに手遅れよ。2022/03/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13760321
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。