内容説明
司法書士が果たすべき役割とはなにか。裁判例を素材に、司法書士の執務のあり方について、規範的視点からわかりやすく解説。司法書士が果たすべき役割と専門家としての責任について、その業務内容に即して具体的に示すテキスト。
目次
司法書士と依頼者との関係
司法書士業務の基礎としての相談
司法書士相談における倫理
必要書類保管義務
登記義務者と登記権利者との利害対立の洞察
登記書類調査義務
依頼に応じる義務
立会いにおける注意義務
不動産取引における司法書士の立会いと弁護士の立会い
本人確認義務
登記意思確認義務
登記申請に関する説明・助言義務
登記申請代理における善管注意義務の諸相
登記申請代理における善管注意義務と倫理
訴訟代理における善管注意義務と倫理
訴訟代理における第三者に対する専門家責任
債務整理をめぐる専門家責任
司法書士の執務をめぐるその他の問題
専門家責任論と司法書士の諸相
著者等紹介
加藤新太郎[カトウシンタロウ]
東京高裁判事(部総括)。1950年生まれ。博士(法学・名古屋大学)。1975年裁判官任官(東京地方裁判所)。その後、名古屋、大阪、釧路に勤務。1988年司法研修所教官(第2部)、1992年司法研修所事務局長、1998年東京地方裁判所判事(部総括)、2001年司法研修所上席教官(第1部)、2005年新潟地方裁判所長、2007年水戸地方裁判所長、2009年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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