内容説明
福島原発を知り尽くした熟練技術者が語る現場の真実。
目次
プロローグ 安全神話の崩壊
第1章 福島原発の知られざる事故(特定秘密保護法案の公聴会で伝えたかった「現場」の声;機械は必ず故障するという、当たり前の現実 ほか)
第2章 東電と福島原発(当時、原子力は敗戦から立ち直るための「夢のエネルギー」だった;福島第一原発敷地内にあった「GE村」 ほか)
第3章 事故処理の現場と政府・東電(あの日、私はGEの担当者と連絡を取り合った;混乱する現場、伝わらなかった伝言、本店の対応 ほか)
第4章 福島の真実と未来(震災から3年、全体の士気は下がり始めている;熟練技術者が抜け、現場に初歩的なミスが増える ほか)
エピローグ 日本人と原発
著者等紹介
名嘉幸照[ナカユキテル]
1941年、沖縄県伊是名村生まれ。GE技術者として福島に移り住み、福島第一原発の運転スタート時から現在までの約40年間、同原発に携わる。建設当時から現在までの同原発の現場を知る、数少ない技術者の一人。主に福島第一原発の保守・点検を担当し、’80年に東京電力の協力会社、東北エンタープライズを設立。自ら技術者として現場の指揮をとる傍ら、若い技術者を育て、福島を含む日本各地の原発に派遣し保守管理を行っている。「3・11」以降、ドイツの公共放送局(ZDF・第二ドイツテレビ)制作のドキュメンタリー番組『フクシマの嘘』を始め、スイス放送協会、ロイター通信社、ニューヨーク・タイムズ等、国内外のメディアで現場の意見を発信し、福島の現状を訴える。東北エンタープライズ会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takako
NEMO
Tomitakeya
yukioninaite
たく