しずく

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334925444
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

そうか、あなたがいたんだ。迷っても、つまずいても、泣きそうでも。人生って、そう悪くない。「女どうし」を描く六つの物語。

著者等紹介

西加奈子[ニシカナコ]
1977年イラン・テヘラン生まれ。関西大学法学部卒業。2004年『あおい』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

151
様々な喜怒哀楽を上手に切り取った短編6作。読んでいて色々な感情が浮き沈み、溢れかえる。読み終わると、なんかほっこりした。特に「木蓮」が好きだ。2017/02/06

sk4

109
アラサー女性の内面を、女性の二人組(二匹組)で描いた短編集。 2006年頃の作品だから、今のアラフォー女性に宛てたメッセージ。 女性作家と言えば、一時期角田光代さんにハマった時があったのだけど、角田作品に比べて諦念は弱く、前向きなものが多い。 南の島の嘘つき女、みさきの話が深かった。嘘は悪い事。そうなのかな。人を傷つける事があるかもしれない。けれど、良いか悪いかでぶった斬るものではない。そう思った。2013/03/21

扉のこちら側

101
初読。表題作はまた幸せな二人と二匹に戻ると思ったのに、切ない。大切な人をうしなって、自分を見つめ直す「影」もよかった。空と海の明るさと、人生の影のコントラスト。2012/12/25

みんと

98
動物や子どもの出てくる話は、それだけでジーンときてしまう。木蓮や表題作のしずくが良かった。女性の気持ちとして、母にも娘にも共感できてしまうシャワーキャップも温かい気持ちになれて好きだ。彼の二股疑惑は、ホントのところどうだったのかが気になるな。2014/12/27

ぶんこ

76
短編集で、主人公がどれも女性で、関わる女性とのお話。 どれもサラッと書かれていますが、女通しっていいなと再認識。 特に「灰皿」の大家さんがよかったです。 こんな優しいおばあさんになりたい。 そして猫好きとしては「しずく」が一番よかったです。 猫の鳴き声(のおおおおお)や(だふううう)って、我が家の猫からは聞いた事がない鳴き声で、思わず聞きに行きたくなりました。 最後はお別れしちゃうけど、そこは猫。 すぐ忘れる。 羨ましいような。 2015/09/26

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