光文社文庫<br> 黒衣聖母 探偵くらぶ

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光文社文庫
黒衣聖母 探偵くらぶ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334792329
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

往年の探偵たちが復活!好評新シリーズ第2弾は芥川龍之介。多彩な著作の中から、探偵、推理小説をセレクション。

内容説明

天文十八年、悪魔はフランシス・ザヴィエルに従う伊留満に化けて、日本にやって来た。マルコ・ポオロの旅行記とは様子が違うし、誘惑する相手も見当たらない。暇つぶしに園芸でもやろうと、畠に種を播いた。花をつけたその植物の名を問うた牛商人に悪魔は―。(煙草と悪魔)ご存知、短篇の名手として知られる芥川龍之介の、ミステリ作品集が登場!

著者等紹介

芥川龍之介[アクタガワリュウノスケ]
1892(明治25)年東京生まれ。東京帝国大学英文学科卒。東京帝大在学中の1914(大正3)年、第一高等学校同期の菊池寛、久米正雄らとともに第三次「新思潮」を創刊。同誌に翻訳と創作を発表する。1916年、第四次「新思潮」創刊号に発表した「鼻」が夏目漱石に絶賛され、注目を集める。従来の自然主義的手法を排した理知的、技巧的な作品が多く、歴史小説、私小説、怪奇幻想小説から探偵小説まで、幅広いジャンルに興味を示した。「羅生門」「蜘蛛の糸」「地獄変」「杜子春」「トロッコ」「河童」「歯車」など代表作多数。近代日本を代表する短篇作家として活躍したが、1927(昭和2)年7月24日、「将来に対する唯ぼんやりした不安」を理由に自殺、社会に衝撃を与える。没後、菊池寛によって芥川龍之介賞が創設された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みやび

22
短編の名手、芥川龍之介のミステリ風味の感じられる作品集。既読のものもいくつかあるけれど、それらも含めて読み応えがあって面白かった。「報恩記」と「藪の中」は読む度に印象が変わって深い思考に陥いる。どことなく滑稽で楽しめたのは「煙草と悪魔」と「西郷隆盛」。ミステリというより、読み物として物語世界に浸れるのが心地良い。芥川龍之介自身が怪談やシャーロック・ホームズなどが好きで、海外作品は原書で読んでいたというから、それだけで一気に親近感が湧いてくる。良質な読書時間だった。2023/01/27

たろさ

14
「探偵くらぶ」シリーズ2冊目だが先に発売された谷崎潤一郎『白昼鬼語』より探偵ものとしてのイメージは全体的に弱い。とはいえ既読も含め短い作品をわかりやすく美しい日本語で読める安心感はさすが。芥川作品では何度読んでも「藪の中」がダントツで好き。2021/11/05

kinshirinshi

13
短編の名手、芥川龍之介の作品集。「探偵くらぶ」のシリーズ名から推理ものを期待すると裏切られるが、怪談や奇譚、人の心の闇を描いた作品、読者に解釈を委ねる形の作品など、広義のミステリーに含まれる様々な作品が楽しめる。個人的には、散文的な男女の縁を意外な煌めきに昇華させた「お富の貞操」が一番好きだ。猫好きさんは必読かも😸😸😸。2022/02/06

Inzaghico

7
「疑惑」は、読者に解釈を委ねるところは「藪の中」と似ている。こちらは、岐阜の大垣に講演にやってきた倫理学の学者に、講演を聞いた聴衆のひとりが打ち明け話をする、というもの。この来客がしでかしたことの是非をそもそも問う資格がある人間がいるのか、と悩んでしまう。 「魔術」は谷崎の「ハッサン・カンの妖術」の設定が流用されている、とあとがきにあった。道理で既視感が(笑)。 2021/10/26

のほほん

4
短編が18編です。表紙に「探偵くらぶ」裏表紙に「ミステリ作品集」とあります。芥川龍之介の作品に探偵ものがあったのかと期待山盛りで読み始めました。あれ?既読の作品もちらほらです。どちらかというと「怪奇小説」ぽいです。編者解説によると「心理的なもの」「思索的なもの」を選んだそうです。ということで探偵や刑事は活躍しません。(もしかして勘違いは私だけ?)でも好きな作品が多々ありましたから満足です。「魔術」「西郷隆盛」はもちろん。「三右衛門の罪」は最後の一言がしめます。「疑惑」は自分を追い詰める心の闇が怖いです。2023/06/23

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