内容説明
デフレ、円高、財政破綻、消費税増税、TPP、自給率、ドル崩壊、グローバリゼーション、新自由主義、規制緩和、構造改革、経済成長、日本銀行の国債引き受け、インフレ目標―。日々、これらのトピックについて様々に議論されています。でも、人によって言うことが違い、何が正解なのかよくわかりません。本書では、「経済学的な考え方」に基づいて、これらのトピックをどう考えればいいのか解説します。経済学といっても数式は出てきません。四つのキーワードと歴史の実話によって説明していきます。
目次
はじめに なぜダマされてしまうのか?
第1講義 「誰もが好きなことをしたい」―経済成長、自由市場、自由貿易とインセンティブの力
第2講義「しかし、ない袖はふれない」―再配分とトレード・オフの力
第3講義 「先立つものはお金だ」―物価と景気とマネーの力・1
第4講義 「先立つものはお金だ」―物価と景気とマネーの力・2
おわりに もうダマされないために
著者等紹介
若田部昌澄[ワカタベマサズミ]
1965年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、同大学院経済学研究科、トロント大学経済学大学院博士課程満期退学。現在は早稲田大学政治経済学術院教授。専門は経済学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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