出版社内容情報
たがやす、たねまく、たくましくそだつ。たすけあう、たたえあう、そしてたのしむ! 古来より稲作を中心とした農耕によって命をつないできた日本人。連綿と続く営みとその精神を、命の芸術家・田島征三が力強く描く。「た」というキーワードから広がる、日本語の豊かなニュアンスを堪能できる絵本です。
内容説明
「た」からはじまる命のいとなみ。たがやす、たねまく、たくましくそだつ。たすけあう、たたえあう、そしてたのしむ!古来より稲作を中心とした農耕によって命をつないできた日本人。連綿と続く営みとその精神を、命の芸術家・田島征三が力強く描く。
著者等紹介
田島征三[タシマセイゾウ]
1940年、大阪府生まれ。幼少年期を高知県で過ごす。『ちからたろう』でブラティスラヴァ世界絵本原画展“金のりんご賞”を受賞。『ふきまんぶく』『とべバッタ』『オオカミのおうさま』『つかまえた』『もりへさがしに』などで国内外の賞を受賞。2009年、新潟県十日町の廃校を丸ごと空間絵本にした「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」開設。2019年、ハンセン病回復者の国立療養施設がある瀬戸内海の大島で「Nさんの人生・大島七十年」を制作。2019年“巖谷小波文芸賞”、2021年“ENEOS児童文化賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
65
面白い。種まきから収穫、食べるまでの稲の一生?が単純でダイナミックな絵で紹介されていました。こうしてみていくと、『た』から始まる言葉で、人が生きていく大切なことが育まれているんだなぁ。『た』ありがとう。2022/07/26
たまきら
45
田島さん、変わらないな。その姿勢を子供のころからずっと読み続けて来れた幸せ。…他のひらがなでもやってくれないかなあ。2022/08/23
ヒラP@ehon.gohon
44
田んぼの一年間を描いているのでしょうか。 「た」で始まる言葉で、種まきから食べるまでのできごとが、ダイナミックに描かれていて、ただただ圧倒されました。 たいした言葉遊び的絵本です。 日ごろ口にするお米が、多くの人の力でできてきた事を、実感しました。2022/07/19
ほんわか・かめ
43
田で米を育てる過程で、「た」から始まる沢山の豊かな言葉と、田島征三さんの生命溢れる画が素晴らしい! 稲作を飛び越え、地球上でみんなが生きてるー!!って感じがします。勤務校に入れました。〈2022〉2022/08/25
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
41
「た」の頭文字から、田んぼの1年について書かれたもの。ダイナミックな絵に、「た」という字の力強さを感じた。2022/11/05