内容説明
「かあさん、かわはどうしてわらっているの?」こうさぎは、といかける。「かあさん、かわはどうしてやすまないの?」「それはね、うみのかあさんがかわのかえりをまっているのよ」おおきくなったこうさぎたちに、たびだちのひがきた。かわをおいかけて、きせつをこえて、うみのかあさんにあいにいく―。谷川俊太郎詩の絵本。
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京都生まれ。詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
69
母と子の、優しいひととき。あどけない子うさぎの「かあさんどうして川は…」という問いかけに、素敵な答えをするうさぎのお母さん。谷川俊太郎さんの詩を中村悦子さんの絵で絵本にしたもの。「つるばら村」シリーズなどでおなじみ、中村悦子さん。淡い筆致が魅力的です。絵本の後半は谷川さんの詩の後の、成長した子ウサギたちを絵だけで描いたもの。お母さんの言葉を胸に…(泣)。詩の、その後の世界を絵で広げるというアイデアが好き。2021/07/02
momogaga
47
【おとなこそ絵本】谷川俊太郎さんの詩。この詩にふさわしい画。それらが合わさって母への愛情があふれるお話となっています。2021/01/22
モリー
43
谷川俊太郎さんの詩と中村悦子さんの絵が溶け合う素敵な絵本でした。読み友さんの本棚より。2019/11/02
パフちゃん@かのん変更
40
谷川俊太郎氏の詩をもとに描かれた絵本。中村悦子さんの絵が素晴らしい。大人向けの絵本かもしれませんね。2014/01/12
けんちゃん
31
図書館で。美しいイラストです。谷川俊太郎さんの詩が引き立つ、すばらしいコンビネーションです。言葉のないページも十分に語っているなぁと感じます。2014/01/24