社会変動をどうとらえるか<br> 聖なる消費とグローバリゼーション―社会変動をどうとらえるか〈1〉

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社会変動をどうとらえるか
聖なる消費とグローバリゼーション―社会変動をどうとらえるか〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 247,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326653430
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3036

内容説明

本書は、見慣れた些末な文化的アイコンにたたみ込まれた「歴史」を丹念に解読していくことにより、「国家」と「世界」、「近世」と「近代」が激しくせめぎ合った一九世紀後半から二〇世紀初頭の社会変動を分析し、そこから現代のグローバリゼーションをも射程に入れた、一般理論を構築することを目的とするものである。

目次

序章 グローバリゼーションという社会変動―本書の目的と構成(グローバリゼーションと社会学;近代化(モダニゼーション)とグローバリゼーション ほか)
第1章 “聖なる子ども”の誕生と消費資本主義―「青い目の人形」とキューピーをめぐって(「グローバリゼーション」をどうとらえるか;消費資本主義とキューピーの誕生 ほか)
第2章 グローバリゼーションの聖誕祭―青いサンタクロースと赤いサンタクロース(はじめに―クリスマス・ファンタジーのグローバル化;“クリスマス”の謎―日本への移植 ほか)
第3章 境界の街、境界の時代、境界のアイデンティティ―「赤い靴」と「青い目の人形」のはざまに(はじめに―「赤い靴」の記憶;「赤い靴」の時代―第二次世界大戦をはさんで ほか)
終章 二〇世紀初頭における文化と資本のグローバリゼーション(消費資本主義の形成過程;文化と経済と社会変動)

著者等紹介

遠藤薫[エンドウカオル]
1952年生まれ。東京工業大学院理工学研究科博士課程修了(社会工学)。学習院大学法学部教授、博士(学術)。理論社会学、社会情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鯨船

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まあまあといったところ。本書は「グローバリゼーション」を、世界システムにおいて通時的に現象し続ける物として捉えた上で事象を考察している。19世紀後半において日本は非欧米的であったが、そこから一気に欧米的な要素を取り入れていった。その動態にグローバル化を見出だし、日本↔世界の文化的作用過程を分析することによって一般社会変動論へ向かおうというのが本書の意図である。具体的には日本で流行ったアメリカ由来のキューピー人形、世俗化されたサンタクロース、赤い靴という歌、というような題材が扱われている。2015/01/29

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