出版社内容情報
怒り、愛情、恐怖……。感情がメディアを駆けめぐる。SNSや、一見「客観的」なニュースにさえもあふれる「感情」を鋭く分析する! ポピュリスト政治家がソーシャルメディアを通じてあおる「怒り」、災害報道に私たちが寄せる「共感」。メディアを通じて喚起され、共有される感情をどうとらえればいいのか。記者が取材する中で行う感情労働から、SNSが気づかぬうちに私たちの感情を管理するメカニズムまで、新たな視点でメディアと感情の関係に斬り込む。
内容説明
怒り、愛情、恐怖、喜び、憎しみ、共感…感情が、メディアを駆けめぐっている!取材活動にひそむ感情労働や怒りのポピュリズム、SNSの感情管理メカニズム等々、新たな視点でメディアと感情の関係に鋭く斬り込む。
目次
序章 メディア化された公的生活における感情を理解する
第1章 感情を重視する―感情をめぐる思想の変遷
第2章 遍在する感情―ジャーナリズムにおける感情をめぐる戦略的儀礼
第3章 真正性、共感、そして個人による語り
第4章 メディアを介した怒りの類型化に向けて
第5章 感情のレジームの変容―ドナルド・トランプ 怒りのポピュリズム
第6章 愛情の政治学―政治的ファンダムと社会の変革
第7章 感情をめぐるソーシャルメディアのアーキテクチャ
終章 感情・メディア・政治に関する九つの命題
著者等紹介
ウォール=ヨルゲンセン,カリン[ウォールヨルゲンセン,カリン] [Wahl‐Jorgensen,Karin]
イギリス、ウェールズのカーディフ大学ジャーナリズム・メディア・文化学部教授
三谷文栄[ミタニフミエ]
日本大学法学部新聞学科准教授。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。博士(法学)
山腰修三[ヤマコシシュウゾウ]
慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所教授。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ヒナコ
さく
cijimachang