ポスト西洋世界はどこに向かうのか―「多様な近代」への大転換

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  • サイズ B6判/ページ数 267,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326351671
  • NDC分類 319
  • Cコード C1031

出版社内容情報

行き着くのは混沌か? 新たな覇権か? 西洋が世界を圧倒した原因を探り、西洋没落後の全く新しい「次の世界」を鮮烈に描く!新興諸国が勃興し、西洋が相対的に衰退しているのはもはや自明の理だ。しかも、民主主義などの西洋的価値は魅力を失い、世界は政治的・思想的にも多様化しつつある。気鋭の政治学者カプチャンは、西洋勃興から21世紀までの世界の見取り図を新たに描き、西洋没落後の処方箋をクリアに示す。世界中で話題をさらった書がついに日本上陸!

日本語版の序文

序文



第1章 大転換

 近代は一つではない?

 本書の論点

 本書の概要



第2章 西洋の勃興

 歴史物語

 中世ヨーロッパにおける政治勢力図の変化

 宗教改革

 宗教上の寛容と政治の多元性へ



第3章 直近の世界の大転換──西洋が世界を圧倒したとき

 オスマン帝国

 中国、インド、日本

 西洋のグローバル化



4章 次に来る大転換──非西洋の勃興

 厳然たる事実



第5章 西洋モデルとは異なる未来

 独裁

 神政政治

 ワンマン政治

 ポピュリズム

 民主主義諸国も一枚岩ではない

 グローバルなディセンサス



第6章 西洋の復活

 西洋の結束

 西洋に統治能力はあるのか

 堅実さの回復



第7章 誰のものでもない世界をどうまとめるのか

 新しい次の世界の原則



監訳者あとがき

原注

参考文献

チャールズ・カプチャン[チャールズ カプチャン]
チャールズ・カプチャン(Charles A. Kupchan) ジョージタウン大学教授、専門は国際関係論。オバマ政権では大統領特別補佐官および国家安全保障会議の欧州問題上級部長の任につく。1958年、ウィスコンシン州生まれ。ハーヴァード大学卒業後、オックスフォード大学で博士号を取得。プリンストン大学助教授を経て、クリントン政権下でもアメリカ国家安全保障会議に務めた。その後、現職。おもな著書は『アメリカ時代の終わり(上・下)』(NHK出版、2003年)、『敵はどのようにして友になるのか―― 安定的平和の源泉(仮)』(NHK出版、刊行予定)など。

坪内 淳[ツボウチ ジュン]
坪内 淳(つぼうち じゅん) 聖心女子大学教授。専門は国際関係論、安全保障。1969年生まれ。早稲田大学卒業後、同大大学院政治学研究科博士課程単位取得満期退学。ハーヴァード大学客員研究員、北京大学客員研究員、パリ政治学院客員研究員、山梨大学准教授などを経て、現職。おもな著書は『国際安全保障と地域メカニズム』(共著、2011年、アジア経済研究所)、『平和政策』(共著、 有斐閣、 2006年)など。

小松 志朗[コマツ シロウ]
小松 志朗(こまつ しろう) 山梨大学准教授。専門は国際関係論。1978年生まれ。早稲田大学卒業後、同大大学院政治学研究科で博士(政治学)を取得。早稲田大学助教を経て、現職。おもな主著は『人道的介入――秩序と正義、武力と外交』(早稲田大学出版部、2014年)、『国際政治のモラル・アポリア――戦争/平和と揺らぐ倫理』(共著、ナカニシヤ出版、2014年)など。

内容説明

新興諸国が勃興し、西洋先進国が相対的に衰退しているのはもはや自明の理だ。しかも、民主主義などの西洋的価値は魅力を失い、世界は政治的・思想的にも多様化しつつある。世界史上はじめて、「誰のものでもない世界」が到来しているのだ。気鋭の政治学者カプチャンは、西洋の勃興期から二一世紀にいたるまでの世界の見取り図を描き、西洋没落後を見据えた戦略をクリアに示す。世界中で話題をさらった書がついに日本上陸!

目次

第1章 大転換
第2章 西洋の勃興
第3章 直近の世界の大転換―西洋が世界を圧倒したとき
第4章 次に来る大転換―非西洋の勃興
第5章 西洋モデルとは異なる未来
第6章 西洋の復活
第7章 誰のものでもない世界をどうまとめるのか

著者等紹介

カプチャン,チャールズ[カプチャン,チャールズ] [Kupchan,Charles A.]
ジョージタウン大学教授、専門は国際関係論。オバマ政権では大統領特別補佐官および国家安全保障会議の欧州問題上級部長の任につく。1958年、ウィスコンシン州生まれ。ハーヴァード大学卒業後、オックスフォード大学で博士号を取得。プリンストン大学助教授を経て、クリントン政権下でもアメリカ国家安全保障会議に務めた。その後、現職

坪内淳[ツボウチジュン]
聖心女子大学教授。専門は国際関係論、安全保障。1969年生まれ。早稲田大学卒業後、同大大学院政治学研究科博士課程単位取得満期退学。ハーヴァード大学客員研究員、北京大学客員研究員、パリ政治学院客員研究員、山梨大学准教授などを経て、現職

小松志朗[コマツシロウ]
山梨大学准教授。専門は国際関係論。1978年生まれ。早稲田大学卒業後、同大大学院政治学研究科で博士(政治学)を取得。早稲田大学助教を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

46
2012年初出。これからの世界は多極化、政治の多様化。さまざまな近代のあり方。西洋モデルも一概念に過ぎない(6頁)。本書の目的:規範的で西洋がいかに21C世界に備え、順応すべきかのアイデアを提示(15頁)。都市は富、学問、出版、技術革新の中心地に(28頁)。本書の主張:通説と異なる。世界政治が均質化せず、多様な近代モデルが現れること(110頁)。文化の問題も重要で、文化で各地に特有タイプの近代が生まれ、発展する(111頁)。2016/11/03

yahiro

3
★★★☆☆ 歴史の記述はやや退屈ではあったが、このタイトルでもある「ポスト西洋世界」がどうなるか、というのは確かに気になるテーマではある。ところで、「西洋世界」と形容するものの中に、アメリカを中心とする世界は含まれているのだろうか? 西洋がベースとなって規定した世界が、アメリカを中心とする世界であることに異論はないけれど、常に世界は主要プレイヤーが入れ替わり、変容しているのかなと。2021/10/16

tashirecord

0
今からでも遅くないけど、出た直後に読んでおけばもっと良かったかも。2017/09/14

鈴木

0
西洋社会が来たるパワーシフト(とそれに伴う多極システムの到来)において先導力を失わなず、国際システムの安定性を保つ為にはどうすればいいだろうかという内容の本であり、歴史的な記述は正直読んでいて疑問に思う点も多かったものの、数年前に書かれたとは思えないほど現在を上手く叙述している。2018/03/09

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