内容説明
なぜ内閣支持率は激しく変わるのか?官僚はいかに政権交代に対応したのか?事業仕分けにどんな意義があるのか?日本政治が以前のような長期一党支配に戻る可能性が低いとすれば、また何らかの政権交代が起こるはずだ。民主党政権の実態に注目し、将来のさらなる政権交代への教訓を得る。
目次
第1部 政治構造の変容(民主党政権と世論―内閣支持率乱高下の背景構造を探る;政権交代と人事―ネクスト・キャビネットという試み;政権交代と利益誘導政治)
第2部 「政治主導」の現場(余はいかにして脱藩官僚とならざりしか―変革期における官僚の論理と倫理を求めて;政権交代・政治主導と官僚組織の「応答性」;国土交通省の内外で起こったこと―「脱官僚」の現場から;撤回された「政治主導確立法案」をめぐって)
第3部 政治主導の論点(「脱官僚依存」と「内閣一元化」の隘路―「前の調整」・「後ろの調整」・「横の調整」;世論応答と専門知の相克―民主党政権の金融行政をめぐって;事業仕分けの検証―「予算編成」としての限界と「行政改革」としての可能性;政権交代と日本銀行んじょ独立性―「政治化」から「行政化」へ;大企業から見た政治主導―政権交代による政策渉外の変容)
著者等紹介
御厨貴[ミクリヤタカシ]
東京大学先端科学技術研究センター教授、博士(学術)。専門は政治学、日本政治史。1951年東京生まれ。75年に東京大学法学部卒業。東京都立大学法学部教授、政策研究大学院大学教授などを経て、現在にいたる。おもな著書として、『政策の総合と権力』(東京大学出版会、サントリー学芸賞受賞)、『馬場恒吾の面目』(中央公論社、吉野作造賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆうた
kozykozykozy
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