革命のインテリジェンス―ソ連の対外政治工作としての「影響力」工作

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革命のインテリジェンス―ソ連の対外政治工作としての「影響力」工作

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  • サイズ A5判/ページ数 295,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326302475
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C3031

出版社内容情報

ソ連の対外革命戦略のすがたとは? 本書は、影響力のある個人を使って標的国の世論や政策を秘密裡に誘導する政治工作、すなわち「影響力」工作を、ソ連が戦間期から1940年代半ばにかけて世界各地で展開していたことを明らかにする。ヴェノナ文書、ヴァシリエフ文書、MI5やFBIの捜査資料などを縦横に駆使した画期的研究。

内容説明

世界共産革命に向けた秘密の工作とは?革命国家ソヴィエトはねらいを定めた国の世論や政策をひそかに誘導しようとしてきた。工作員たちの秘密のベールに包まれた活動を、第一級資料でリアルに描き出す。

目次

「影響力」工作とは何か?
第1部 ソ連の「影響力」工作を分析するための理論的枠組みとその検討(冷戦時代におけるソ連の「積極工作」概念;冷戦時代におけるKGBの「影響力行使者」概念;仮説としてのソ連の「影響力行使者」の諸要件;仮説としてのソ連の「影響力行使者」の諸類型)
第2部 ソ連の「影響力」工作についての具体的検証(ソ連の「影響力行使者」としての宋慶齢;ソ連の「影響力行使者」としてのオットー・カッツ;ソ連保安情報機関の対米「影響力」工作の起源;アメリカ政府中枢における「影響力」工作)
両大戦間期の経験とその継承

著者等紹介

佐々木太郎[ササキタロウ]
1980年生まれ。東京理科大学経営学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。同大学院で博士(人間・環境学)を取得。専門は、国際政治学、インテリジェンス論、コミュニズム論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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