ヒトはなぜ協力するのか

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ヒトはなぜ協力するのか

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  • サイズ B6判/ページ数 153,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326154265
  • NDC分類 141.7
  • Cコード C3011

内容説明

2歳児も他者を援助し協力する。この傾向はヒトだけのもの?協力を可能にする「こころ」の進化をめぐる最先端の議論。協力の基底にある心理的過程こそが、ヒト独自の多様な文化や制度を支えているとの主張。スタンフォード大学での特別講義を、4人の研究者のコメントとともにまとめた、あたらしい「こころの進化」のシナリオ。

目次

1 ヒトはなぜ協力するのか(助けるように生まれてくる(そして育てられる)
インタラクションから社会制度へ
生物学と文化が出会うところ)
2 フォーラム(ジョーン・B・シルク;キャロル・S・デック;ブライアン・スキームズ;エリザベス・S・スペルキ)

著者等紹介

トマセロ,マイケル[トマセロ,マイケル] [Tomasello,Michael]
1950年生まれ。1980年、ジョージア大学にて博士号(心理学)。マックス・プランク進化人類学研究所共同所長。2006年ジャン・ニコ賞受賞(哲学および認知科学への貢献)

橋彌和秀[ハシヤカズヒデ]
1968年、広島県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士後期課程霊長類学専攻修了。1997年博士(理学・京都大学)。九州大学大学院人間環境学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koichiro Minematsu

25
ヒトはなぜ協力するのか? それは、慣習的規範だけでもなく、報酬目的でもないことが、研究結果で分かっていることが書かれている。では、なぜか? 筆者は「私たちは一緒に何かしているのだ」という感覚が、相互の期待や、権利と義務までも生み出す特異性があるからという。ヒトが「こころの進化」で得た心理的プロセスだという。と言うことは、「協力しない」とは、ヒトの心を退化させることになるのか? そう考えると協力は非常に重要な経験になるであろう。2019/01/17

手押し戦車

11
人は他の哺乳類が持たない文化的な側面を必然的に持っていて、自分の文化に属する人々がどんな事をするか、自分がどのように貢献することが他の人々に期待されているのかを学習し行動している。人は文化の中で成長し成熟を迎えるような適応を遂げている。利他的利益行動は相他的利益になり文化が安定し利他的利益が利己的利益になり他人を思いやる文化が出来る。人は自分が一番可愛いだがちょっとの利他的行動で文化が安定する。塵も積もれば山となる。一人が3人に笑顔を振りまく文化!2014/06/03

roughfractus02

7
ヒトという種の生得的な利他性を主張する著者の講義とディスカッションが収録される本書は、コミュニケーションの人類史を認知言語学からアプローチする際の様々な問題点を聴講者の質問に見いだすことが可能だ。著者は利他性が成長とともに調整される点を重視し、生得部分の有無は進化的にすべきと考えるが、生得的な共同的な志向があっても相利的状況はまれではないか? 環境の影響を受けない心理的なものはありうるか? 強化学習が可能なら生得性は必要ないのでは? 志向性の共有と言語能力はどちらが原因なのか?等興味深い質疑が付してある。2021/12/30

たかこ

7
ヒトとチンパンジーの違いを研究した本。情動発達の基本を知るために、生物学的なヒトの発達とは?を調べているうちに行きついた。ちょっと難しいけれど、これを読むと本当にヒトが人として育つことの不思議さと魅力が詰まっている。人は生れながらにして社会的な生き物。赤ちゃんは、何にもわかってない、ただ受動的なものだと思ってはいけない。とても反応を返してくれているのだ。ヒトが進化する過程で備わった、協力するという力、不思議である。 表示はエドワード・ゴーリー。2019/10/07

5
歴史の話かと思いきや、実験を通しての話。2023/05/02

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