内容説明
開示や課徴金制度、M&Aといった重要テーマを解説するとともに、ADRについても章を設け、訴訟対応に限らない奥行きのある実務対応のノウハウを提供。
目次
1 金融商品取引法の構造と会社法との交錯
2 開示と虚偽記載
3 不公正取引と課徴金
4 M&Aと金融商品取引法
5 金融ADR機関の業務と役割―金融ADRと消費者保護
6 業者規制と金融商品取引法の課題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
東田正平
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金融商品取引法に関する東京弁護士会での連続講座。金融商品取引法の構造と会社法の交錯(Ⅰ)、開示と虚偽記載(Ⅱ)、不公正取引と課徴金(Ⅲ)、M&Aと金融商品取引法(Ⅳ)、金融ADR機関の業務と役割(Ⅴ)、業者規制と金融商品取引法の課題(Ⅵ)。ⅠからⅣまでは各講師がそれぞれの視点で金融商品取引法の全体像を解説。基本の部分は繰り返し説明されるので重要性を判断しやすい。ⅤとⅥはセンターと金融庁に勤務する専門家の講演なので、貴重。あとは近藤他『基礎から学べる金融商品取引法』と松尾『金融商品取引法』でも読む。2016/05/04