内容説明
現代カトリック神学の諸分野を上智大学神学部教授陣が執筆。聖書、教義神学、実践神学など、神学全般を網羅。
目次
第1部 神学の基礎としての哲学
第2部 歴史から学ぶ
第3部 聖書学
第4部 教義学
第5部 実践神学
第6部 現代の神学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
paumi
1
「招き」とあるように非常にわかりやすい神学書です。「カトリック教会論への招き」でもそうですが、カトリック教会は非常に進歩的であると感じます。教会や神学は時代に合わせてアップデートされていくのです。もちろん教会の中には保守的な方も多く存在すると思いますが、カトリック教会の大まかな方向性としてはより進歩的に開かれていくようです。そして私が一番面白かったのが、聖書でパウロの言っていることは現代のカトリック教会としてはそのまま受け取りたくないような素振りがあることです。私はその考察をより深めていきたいと思います。2022/08/10
なつき
1
『カトリック神学への招き』読了。増田祐志編、2009年、上智大学出版。カトリック神学の入門書としてもっとも妥当であろう一冊。私自身も、カトリックについて、またカトリックというだけでなくもっと大きななにかを確認したいときに、読み返している。「釈義と神学」の記述はとくにいま助かる。2017/06/04
gkmond
0
聖書学を扱ったくだりが一番楽しめた。校正がやや甘いのが残念。2011/06/07