出版社内容情報
はじめて本を読む子に使ってもらっている時だけ、しおりから飛びだせるぷーもん。女の子はぷーもんといっしょに本を読み進めます。
内容説明
ぼく、ぷーもん。しおりのこぶただよ。しおりってしってるかな?よみかけの本にはさんで、ここまでよんだって目じるしにするものなんだ。さあ、いっしょに本をよもう!たのしいことがいーっぱいあるよ!小学校1・2年向け。
著者等紹介
真山みな子[マヤマミナコ]
東京都生まれ。第7回・第8回絵本テキスト大賞優秀作受賞。『しおりこぶたのぷーもん』で第19回創作コンクールつばさ賞童話部門優秀賞・文部科学大臣賞受賞
山西ゲンイチ[ヤマニシゲンイチ]
長崎県生まれ。絵本作家・イラストレーター。絵本作品のほか、挿し絵作品も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
20
ブロ友さんご紹介で、予約。第19回創作コンクールつばさ賞童話部門優秀賞・文部科学大臣賞を受賞してのデビュー作だそうだ。が、デビュー作とは思えない、上質の児童書♪ ”ぷーもん”は、栞に描かれたこぶた。初めて本を読む子に使ってもらっている時だけ、飛び出して動いたりしゃべったりできる。この設定、素敵! 主人公まゆちゃんが読む本「ヨットくん」もいいお話で、ひと粒で二度おいしい。弟妹ができて不安になる兄姉さんにも読んでほしい。山西 ゲンイチさんの絵が楽しさを倍増! 2作目が楽しみな作家さんに出会えてうれしい。2024/01/22
おはなし会 芽ぶっく
16
ひとり読みのスタートにピッタリの本。長めの文章にとまどう子も、しおりの子豚ぷーもんのような相棒がいたら楽しく読めますね。読書の楽しさは、感想を共有できる相手がいると深まります。ぷーもんのような存在でいたいです。「しおり」ってちょっと大人になった気分になるものですよね。2022/12/05
縞子
10
夏休み一冊目。はじめて自分でたくさんの字の本を読む子に訪れた奇跡。こんな奇跡があったなら、絶対読書が好きになる!!うちの子も私が使うしおりには興味津々。たくさんの本に出会って、しおりをはさんでほしいな。2022/07/21
遠い日
6
本のひとり読みに初めて挑戦する子どもに一回だけ現れる不思議な相棒。相棒がいてくれたら、長い文章も読み通せるはず。お母さんが出産のために入院した間、しおりから飛び出てくる子豚のぷーもんと一緒に1冊のお話を読み通したまゆ。読みながら、いろんな感想や疑問をふたりでお話できたから、読書の楽しさを何倍にも感じられたまゆ。毎日少しずつ、しおりを挟んで続きを楽しむ。お気に入りのしおりは読書の、まさに相棒。わたしもスピンは使わずしおりを使う派なので大いに共感するところがあります。2022/07/31
ねこ
6
良書! もしも、初めて字がいっぱいの本を読む子どもに「しおり」が手渡されたなら、すてきな奇跡が起こる。この奇跡、いいなあ。ロングセラーになってほしい。2022/05/06