出版社内容情報
そのフィルモグラフィーにはアメリカの現代史が刻まれている! 『ウエスト・サイド・ストーリー』公開にあわせ、巨匠の核心に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
18
2021年11月出版のウエスト・サイド・ストーリー公開記念の文藝別冊。映画評論家・尾崎一男のジェラシー・パーク論は意外性が有り。当初CG利用計画は僅かでスタッフ一員がCG試作品をスティルバーグに見せたことで恐竜作成が全てCGになった。映画解説者・中井圭によるスピルバーグ映画の冒頭シーンに絞った論評も良かった。冒頭の作品テーマと直結する見せること・見せないこと、繋がること・繋がらないことで観客の心を掴んでいき見事だと。撮影監督・戸田義久によるシンドラー以降撮影手がけたヤヌス・カミンスキーの技術論も興味深い。2022/03/06
るぅ姉
5
皆スピルバーグが大好きだ。 中井圭さんの冒頭に絞った内容が凄く面白かった。映画っていろんな見方があるなーと改めて思いました。 映画ウマ男、さすが。2022/06/19