出版社内容情報
日活デビューから石原プロ移籍と東映映画、そして「西部警察」へ、陰と陽のヒーロー像を峻烈に演じた俳優の魅力に迫る総特集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
18
あー何故これを読もうと思ったのかわからない。最初の一編だけでおしまい。それを読む限り石原裕次郎に心酔していた感じはない2021/03/17
りょうけん
4
<渡> 僕の読書感想文。普段は本の中身にはほとんど触れないで書いているのですが今回はまあこの本は小説ではないし少し触れます。 色々な人たちが渡さんの事をお話していますが,のっけに載ってる割と有名らしい二人の監督の自分の監督作品映画中心のお話よりも,その少し後に載っている役者の苅谷俊介さんのお話がとても印象的で良かったです。 前出の二人の監督は自分の撮った映画がいかに渡さんを育てたか,みたいな自分の映画主体の話し方しかしてないのに対して苅谷さんは,もっと渡さんに人として接した部分を上手に書いてある。 2020/12/26
まさやん80
1
渡哲也のムック本。これも春日太一さんの責任編集。最近の映画関連のムック本は春日太一さん編集のものが多い。 やはり読み応えがあるのは、渡哲也を知る人たちのインタビュー。中でも、「仁義の墓場」の助監督だった梶間俊一が語る「仁義の墓場」の舞台裏は壮絶。 渡哲也は、本来であればもっと多くの代表作を残してもいい俳優だったが、彼自身に俳優業に対する欲が少なかったのだろう。ある時期からは石原プロを支えることに力を尽くしてしまったのは、彼の意志だろうが、やはり日本映画にとっては惜しまれる。2023/02/21