KAWADEムック 文藝別冊
小津安二郎 - 永遠の映画 (増補新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 300p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309980003
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C9474

出版社内容情報

巨匠・小津の総特集の増補新版。あまり知られざる俳句作品を渉猟し一挙掲載・解説、また、平山周吉によるエッセイなど。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

algon

12
小津安二郎の映画は16本見ていた。殆どは戦後の家庭劇というべき小市民映画だ。どの映画も平織布をバックにしたキャスト、詠嘆的な音楽、低い目線のカメラ、微妙に視線がずれた俳優の会話、特徴ある飲み屋街etc、この監督のほぼ固定した映像は思い出すとどの映画か混乱するほど似ているのだがまたどの監督とも似ていない。自分が老境に入り作品群の意図、ユーモア、ちょっとしたこだわり(赤いやかんのような)、しぐさの意味など少しずつ解るようになってきた。増補版は内容濃く多方面から監督をハイレベルに解説していて様々に助けてくれた。2022/11/11

まさやん80

2
それにしても、没後50年以上が経つというのに、いまだ小津さんの本は引きも切らず出る。それほどに語るべきことの多い作家なのだと思う。 本作は2001年出版作の増補版。小津の俳句、蓮實重彦インタビュー、高峰秀子の随筆などが加わっている。高峰秀子のエッセイにはしびれた。至極真面目な小津論を展開する吉田喜重、前田英樹、岡田茉莉子の鼎談があれば、ふざけたような黒沢清、青山真治の対談もあるし、小津のエッセイ、ゆかりの人たちのインタビュー、シナリオ、小説なども掲載されて、読み応えたっぷり。楽しく読んだ。2020/04/04

hr

1
小津安二郎の映画を観るようになって、気になって買ってしまった。面白かった。また俳句をまとめて声に出して読んでみたい。2020/08/18

hr

0
三重県での小津の活動の部分を再読。2023/12/27

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