出版社内容情報
「ウッドストック・フェスティバル」より50年。その歳月によって掘り起こされた事実をベースに「伝説」の意味を問い直す総特集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
19
ジミヘン、スライ&ザ・ファミリーストーン、サンタナ、ジャニス・ジョプリン、ジョー・コッカー、ザ・フーなどなどが参加したフェス。曽我部恵一へのインタビューが気になって読んだ。観客が川で水浴びしたり、赤ちゃんを遊ばせていたりそんな雰囲気が伝説なんでしょうね。2020/09/06
akihiko810/アカウント移行中
9
図書館本。69年8月15日から3日間行われた、音楽史に残るウッドストックフェスティバルの解説・考察ムック。印象度B+ ウッドストック参加全ミュージシャンのプレイ解説が載ってて豪華。 ジャニス・ジョプリン、ザ・フー、ジミヘンくらいしか聴いたことないのだが、興味深かった。ライターの武田砂鉄が「99年版ウッドストック」について「商業主義全開のメタルの祭典だった」「その不良性により、観客による暴行・放火がおこり、ウッドストックを破壊した」と書いてあって、ライターの武田砂鉄って、音楽についても書ける人なのね2020/06/02
gachi_folk
6
「ウッドストックの真の主役は観客だった」とピート・タウンゼントが言う。雨と泥と空腹とドラックにまみれた40万人の観客。大渋滞を乗り越え、夜通しで音楽に飲み込まれ、月曜の朝には結構な人数が仕事に行くため帰宅する。ロックが日常だったこの時代。すごいな。2019/10/20
林克也
1
この本でいろんな音楽関係者がウッドストックについてそれぞれの思いをシニカルに、そして熱くコメントしているが、世代的に皆さんどっぷりウッドストックの呪縛に囚われているんだな、ということがよくわかり、面白かった。 ロックフェスって何なのか。その音に、言葉にどんなに力があったとしても、結局は金儲けの手段でしかないのかなあと思う。誰がどれだけ儲けるかは別として。 そして、騙されたって気持ちいいからいいじゃないか、で終わるのが、個々人にとっての気持ちの落とし所。 このことはロックに限った事では無いと思うが。 2019/10/02