出版社内容情報
俳優として、ミュージシャンとしても強烈な存在だったショーケンこと萩原健一の魅力と軌跡を様々な角度から探る総特集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ますりん
3
逝去してはや1年。トークショーにも行ったことがありますが、非常に聡明で魅力的な人でした。 春日太一さんがまとめたインタビュー集が秀逸。石橋蓮司さんとか伊藤俊也さん、奥山和由さん、中島貞夫さん、(長谷川和彦ネタがちょいちょい挟まる)室井滋さんと素晴らしい面々。 ショーケンのキャリアは映画とドラマ、音楽に二分されますが、それぞれきちんと押さえた内容になってる。これを読んだ上で本「ショーケン最終章」と、DVD「傷だらけの天使」に突っ走ります。楽しみ。2020/03/01
まさやん80
2
萩原健一のムック本。春日太一が改めて多くの人にインタビューして、ショーケンとは一体どんな人物だったのかを掘り出していく。若き日に天才としてもてはやされた人が、その後どのように世間と折り合いをつけていくかという難しさを感じた。1972年「約束」、1973年「股旅」、1974年「青春の蹉跌」「傷だらけの天使」、1975年「前略おふくろ様」と、この人が本当に輝いていた時期は意外と短い。松田優作のように早世していれば、間違いなく伝説のスターだったと思う。 それにしても、あの頃にショーケンは本当に格好良かった。2022/06/30