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出版社内容情報
生誕80周年を記念して、音楽、文学、思想など様々な角度からその魅力に迫る総特集。大和田俊之×湯浅学、横山剣、吉岡正晴ほか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MICK KICHI
74
聖と性の狭間で引き裂かれてきた精神を現代のソウルミュージックのアイコンの全貌を窺い知る事ができる。ベトナム戦争時の人間の尊厳の叫び「ホワッツ・ゴーイン・オン」を聖の部分として、対極にある性を赤裸々に描いた「レッツ・ゲット・イット・オン」「I want you」までのキャリアピーク時のドラッグと異常な性癖、天性の才能と自堕落さの共存によるトラブルから、モータウンのトップにいながら脱落の要因となり、最後は父親の発砲した拳銃で破滅の道をたどる。この破天荒な人生の中で残した作品群の先見性は金字塔であった。2019/07/25
mirie0908
1
マービン・ゲイ What’s going on ぐらいは知ってたが特に聴いてたわけでなく、猟銃で父親から殺されたことぐらいの知識だったが、この1冊は大変面白かった。マービン本人の毀誉褒貶激しい人生、特異な性格、そして背景となるアメリカ社会、文化的論考、などなど大変読み応えあり。2019/02/27
yoyogi kazuo
0
西寺豪太のエッセイ、鈴木雅之のインタビュー、横山剣のインタビューはいずれも面白く読めた。湯浅学の記事もお笑い的な意味で面白かった。 とはいえ、真にマーヴィン・ゲイというアーチストの本質に迫った記事は中々ない。そんな中で、元妻や家族などによる「暴露本」を原書で読んで参考文献に挙げている押野素子氏の記事の内容が濃かった。2020/01/10